2019年5月11日 維新・丸山穂高衆院議員、酒に酔って元島民に「北方領土は戦争で取り返せ」と発言
2019年5月13日 撤回と謝罪
2019年5月14日 日本維新の会が除名処分
2019年5月17日 辞職勧告決議案提出
国後島より帰港。北方領土という戦争で取られたものをどのように取り返すのかというのは本当に一筋縄ではいかないと改めて痛感。実際に元島民の方や現地の方など様々な話を聞き、島の開発が進んで生活が根付いているのを見た。先日の外相会談含めて日本にとって厳しい立場が続く中だが粘り強く交渉を。 pic.twitter.com/pid0z7gECT
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) May 13, 2019
2019年5月13日
酒に酔い維新議員『戦争で島を取り返す』趣旨の発言
「13日、北方四島の国後島から帰港したビザなし交流の訪問団。この訪問団に参加していた日本維新の会の丸山穂高衆議院議員の発言をめぐり、元島民らから抗議を受けていました。
13日、北方四島の国後島から帰港したビザなし交流の訪問団。この訪問団に参加していた日本維新の会の丸山穂高衆議院議員がおととい、現地で「戦争で島を取り返す」という趣旨の発言をし、元島民らから抗議を受けていました。
同行した記者が録音した丸山議員の音声です。
丸山議員音声「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか？反対ですか？」
団長「戦争で？」
丸山「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか？」
団長「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」
丸山「でも取り返せないですよね？」
団長「いや、戦争はすべきではない」
丸山「戦争しないとどうしようもなくないですか？」
団長「いや、戦争は必要ないです」
丸山議員とやりとりをした訪問団の団長で元島民の大塚さんは「私は真っ向から反対いたしましたそこについては。戦争でとるとかとらないとかそんなこと私は聞いたこともありませんしね」
丸山議員はこの発言の前に酒を飲んでいたということです。元島民らはこの発言に抗議しましたが、丸山議員は酒に酔って騒いだことについては謝罪したものの、戦争発言については「賛成か反対かを聞いただけ」だとしています。
今まさにロシアと平和的に領土問題の解決に向けた交渉が進んでいる中で領土返還の動きに水を差しかねない発言です。」
テレ朝。速報。日本維新の会の丸山穂高が、北方領土を「戦争で取り返す」と暴言。元島民の人に「戦争でこの島を取り戻すのは賛成か反対か」と言い、「戦争？」「戦争なんて言葉は使いたくない」と島民が否定すると、「戦争しないとどうしようもなくないですか」とかいってる。
https://twitter.com/yagainstfascism/status/1127850621661401089
当日の発言（その後に判明）
ニュースZERO
戦争での北方領土返還問う 維新・丸山議員、元島民に
「北方領土のロシア人住民と日本人の元島民らが相互に往来する「ビザなし交流」の日本側訪問団に同行した日本維新の会の丸山穂高衆院議員（35）が、国後島を訪問中の11日、「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と元島民の団長に質問したことが13日、訪問団への取材で分かった。
訪問団によると、丸山氏は11日夜、国後島の宿舎で夕食後、酒に酔った状態で大塚小弥太団長（89）に質問。大塚団長は「戦争なんて言葉は使いたくない」と返答したという。」
テレ朝。丸山穂高の「北方領土を戦争で取り返す」暴言について渡辺アナは、「元島民の気持ちを全く無視した暴言。当然これは責任問題に発展すると思います。……来月、プーチン大統領が来日し、領土問題が平和的にどう解決するかを話し合う大変重要な時期を迎えている。これは責任問題に発展する…」と
https://twitter.com/yagainstfascism/status/1127854234811027456
＜参考＞ 2016年1月13日の丸山穂高議員のツイート
丸山穂高です。先日の不始末について猛省と自重の決意の証として自主的に、禁酒宣誓書を今井幹事長へ提出してまいりました。あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません。32にもなって汗顔の至りでございますが、未だ至らぬ自らを刻苦精励してまいります。
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) January 13, 2016
「禁酒宣誓書」を提出した理由はこの事件。
強行採決直前の質疑
#共謀罪
— ⓢⓐⓘⓣⓞ (@kentaro_s1980) May 19, 2017
選挙区の方々は、人を馬鹿にしたようなこの顔をしっかり記憶しておきましょう。 pic.twitter.com/Row3dXS5zH
#丸山ほだか は以前こんな質問していた。
— ⓢⓐⓘⓣⓞ (@kentaro_s1980) May 13, 2019
「領土が戦争や武力以外で返ってきたというのは本当にまれなケース…そのまれなケースに挑戦しなければなりません…」
今回の酔っ払っての発言は、
『戦争でしか取り返せない』という本音があって、それが出たのだろうと考えられる。https://t.co/b8BuSBgzG8 pic.twitter.com/U8mq5r0oBv
丸山ほだかの発言には、元ネタがあったんですね。 pic.twitter.com/D4U0Upo6Ht
— こたつぬこ『「社会を変えよう」といわれたら』4/17発売 (@sangituyama) May 18, 2019
5月13日深夜に撤回と謝罪
ニュースα
維新・丸山議員、不適切発言を撤回・謝罪「元島民への配慮欠いた」
「日本維新の会の丸山穂高衆院議員（３５）＝大阪１９区＝が、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行していた１１日夜、国後島の宿舎で酒に酔い、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問したり、大声で騒いだりしたことが１３日分かった。
丸山氏は１３日深夜、東京都内で記者団に発言を撤回すると表明。「多くの方に不快な思いをさせ、おわびする。不適切な発言を撤回したい」と語った。「元島民への配慮を欠いた」とも述べた。」
しかし…めっちゃストレートに歯に衣着せず怒られてんな。修学旅行で騒いだ小学生かよ。「社会的にあなたのやっていることは当然許されない」「場を壊してしまう人が選定されるのはいかがなものかなと思いますので、選考基準につきましても今後検討するべきじゃないかなと思います」@maruyamahodaka pic.twitter.com/Wwej5zI77w
— 野間易通 (@kdxn) May 14, 2019
2019年5月14日
北方領土巡る維新議員の発言 ロシア上院幹部が批判
「北方領土問題を巡って「戦争で島を取り返す」という趣旨の発言をした日本維新の会の丸山穂高衆議院議員が「不適切な発言だった」と発言を撤回し、謝罪しました。/ ロシア、コサチョフ上院国際問題委員長：「こんな挑発的な発言をする人物は領土問題の解決を求めてはいない」/ 丸山議員の発言を受け、ロシア上院の幹部、コサチョフ委員長が「戦争は日ロ関係において想像し得る最悪のものだ」などと激しく批判しました。」
Japanese lawmaker's question about possible war with Russia raises eyebrows
”Hodaka Maruyama of the Japan Innovation Party apologized after pushback from former residents who visited one of the islands over his query about whether or not to support war with Russia to recover the territory.
"I apologize for making many people feel uncomfortable. I would like to retract my inappropriate remarks," he told reporters in Tokyo on Monday night. "I lacked consideration for former islanders."
Maruyama, drunk at the time, asked the question to the head of the group, Koyata Otsuka, on Kunashiri Island on Saturday night. Otsuka replied that he did not want to use the word war to discuss the territorial dispute, according to the group.”
丸山議員発言「政府の立場と異なる」 菅長官が批判
「北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪れていた日本維新の会の丸山穂高衆院議員（大阪１９区）が酒に酔い、元島民の訪問団団長に北方領土を戦争で取り返す賛否を尋ねた問題で、菅義偉官房長官は１４日午前の閣議後会見で「報道されていることが事実であれば、誠に遺憾だ」と非難した。/ 日ロ平和条約締結交渉への影響については「政府の立場とは全く異なるものであり、日ロ交渉に影響を与えると考えない」と否定。交渉を通じて北方領土問題を解決し、平和条約を締結する政府方針は変わらないとの認識を示した。」
維新 党紀委で「戦争」発言の丸山議員を除名処分
「日本維新の会の丸山穂高 衆議院議員が、北方四島の「ビザなし交流」の訪問団に参加し、戦争で島を取り返すことの是非などを元島民に質問したことを受けて、維新の会は14日午後、大阪の党本部で党紀委員会を開き、丸山議員を除名処分とすることを決めました。」
2019年5月15日
丸山氏の辞職勧告決議、維新が与野党に呼びかける方針
「日本維新の会は１５日の国会議員団役員会で、北方領土返還に関連して戦争に言及し、除名処分とした丸山穂高衆院議員について、辞職勧告決議案の衆院への提出を与野党に呼びかける方針を決めた。自民党が賛成に回る場合、決議案は可決される。/ 維新の松井一郎代表（大阪市長）は１４日、丸山氏について「辞職するべきだ」と記者団に述べたが、丸山氏は自らのツイッターに「無所属にて活動する」と投稿、議員辞職はしない考えを示している。辞職勧告決議案は可決されても法的拘束力はない。/ 維新を除く立憲民主党など野党５党派の国会対策委員長は、維新の役員会に先立ち国会内で対応を協議。立憲の辻元清美国対委員長は会談後、「けじめをつけないといけない。単なる暴言とはちょっと意味が違う」と記者団に述べ、辞職勧告決議案を可決すべきだとの認識を示した。」
2019年5月17日
丸山議員の「戦争発言」で、日本側が謝罪
「露日国民ビザなし渡航実行州委員会のサハリン州委員会は、日本の丸山穂高衆院議員の南クリル諸島（北方４島）をめぐる「戦争」発言に対し、日本側から謝罪を受けた。/ 同委員会は、丸山議員の発言について、ビザなし渡航の全歴史の中で前例がないと語った。/ 委員会によると、１５日、日本側から（北方四島交流北海道推進委員会）丸山議員の発言に対する謝罪、及び同議員の見地には同意しないとする手紙を電子メールで受け取った。/ 手紙では、不快な出来事と迷惑をかけたことを深く謝罪すると述べられており、日露問題の解決をめぐる丸山議員の意見は同グループの他のメンバーの意見とは全く異なっているとされ、日本代表団のすべての参加者と北方四島交流北海道推進委員会のスタッフは、意見を共にして平和的な方法で問題を解決し、良い雰囲気を作り出し、隣国と友情を結ぶことだけを望んでいると述べられている。/ 南クリル諸島の「ビザなし交流」に参加した丸山穂高衆議院議員（日本維新の会）は１１日、訪問団の団長に、「戦争で島を取り返すことには賛成ですか、反対ですか」と質問して問題となり、１３日に自身の発言を撤回して謝罪した。」
道議会 抗議の決議案提出で調整
「道議会の各会派は、丸山穂高衆議院議員が北方四島の元島民に戦争で島を取り返すことの是非を質問したことに対し、抗議する内容の決議案を提出する方向で調整しています。/ 北方四島の「ビザなし交流」に参加した丸山穂高衆議院議員は、今月１１日、訪問団の大塚小彌太団長に「戦争で島を取り返すことには賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもないじゃないですか」と質問し反発が広がっています。/ これを受けて道議会の各会派は、丸山氏の発言に抗議し、北方領土問題の平和的解決を訴える内容の決議案を提出する方向で調整しています。/ 文案は、「元島民や返還要求関係者はもとより多くの道民にとって到底受け入れがたく、強い憤りを禁じ得ない」と厳しく非難し、「北方領土問題の平和的解決が元島民をはじめとする道民の願いだ」としています。/ 各会派は、決議案をいまの臨時道議会最終日の今月２２日に提出する方向で調整していて、提出後、本会議で採択されることになります。
【根室市議会も】/ 根室市議会の各会派も丸山氏の発言に抗議し、こうした発言の再発防止を求める決議案を今月３０日に提案する方針です。
今月２０日に各会派の代表者会議を開き、決議案の具体的な内容を検討することにしています。
丸山氏の辞職勧告案、野党６党派が提出 自民は難色
「立憲民主党と日本維新の会など野党６党派は１７日、北方領土返還に関連して戦争に言及した丸山穂高衆院議員（維新が除名）に対する議員辞職勧告決議案を共同提出した。自民党にも賛同を呼びかけたが、自民党が難色を示したため、野党のみで提出した。/ 決議案は提出理由で、丸山氏の発言を「言語道断の言動で、国是である平和主義に反し、国益を大きく損ねる発言」と批判し、「国会全体の権威と品位を汚した事実はぬぐいがたく、直ちに議員の職を辞するべき」だとした。/ 提出後、衆院議院運営委員会で野党筆頭理事を務める立憲の手塚仁雄氏は「議員の身分に関わることについては慎重に検討すべきだという意見もあるが、（丸山氏の発言は）本当に限度を超え、看過できないということで（提出を）決断した」と語った。/ 議員辞職勧告決議案は主に有罪判決を受けたり逮捕・起訴されたりするなど刑事責任を問われた議員に出されてきた。このため自民党は「発言のみで議員辞職に値するか。慎重に分析する必要がある」（衆院議運委の与党筆頭の自民党の菅原一秀氏）との立場から、共同提出には加わらなかった。/ 決議案は可決されても法的拘束力がなく、丸山氏は議員辞職しない考えを示している。自民党が賛同していないため、決議案は可決されない見通しだ。」
