【2020/2/13】川崎市ふれあい館に虐殺宣言の年賀状が送られて以降、脅迫が相次ぐ

川崎市の罰則付きヘイトスピーチ禁止条例まとめに戻る

【2020/1/6】川崎市ふれあい館に虐殺宣言の年賀状【閲覧厳重注意】以降の状況です。

 

※ 記録のためにヘイトスピーチを含むテキストや写真を掲載しています。閲覧の際はご注意ください。

 

2020/2/13

宮前小にも爆破予告 脅迫はがきと同一犯か 川崎
社会 神奈川新聞  2020年02月14日 05:00

川崎市は13日、川崎区の市立宮前小学校に校舎の爆破を予告する脅迫文が届いたと発表した。区内では年明け以降、公共施設や学校を標的にした同種の脅迫が相次いでおり、市教育委員会によると、筆跡などから同一人物によるものとみられるという。/ 市教委によると、同校に届いた封書には児童や教職員に危害を加えると示す内容も含まれていた。不審物は見つかっておらず、通常通りに授業を行った。/ 脅迫を受け、市教委は神奈川県警川崎署と対応を協議。「今後、校内の点検を毎朝行い、安全確保に努める」と説明している。/ 区内では1月、多文化交流施設「市ふれあい館」に在日コリアンの虐殺を宣言する年賀状が届き、さらに同館の爆破を予告するはがきも市役所に届いた。2月10日には、校舎の爆破予告などが書かれた封書が区内の市立小中学校3校と県立高校の計4校に送り付けられた。市は、同館と市役所の脅迫はがきについて、威力業務妨害で被害届を提出した。」

www.kanaloco.jp

 

2020/2/18

爆破予告を受けた小中学校が警察へ被害届を提出 川崎
2020年2月18日 20時29分

川崎市内の4つの小中学校に今月、「爆破する」などと書かれた封書が相次いで届けられ、川崎市によりますとそれぞれの学校が18日、威力業務妨害の疑いで警察に被害届けを提出したということです。/ 川崎市教育委員会によりますと今月10日と13日に市立の小学校2校と中学校2校に相次いで「爆破する」などと予告する内容の封書が届いたということです。それぞれの学校が校舎などを点検しましたがいずれも不審物は見つかりませんでした。/ これについて4つの学校は、18日、威力業務妨害の疑いで最寄りの警察署に被害届けを提出したということです。/ 川崎市では1月、在日外国人との交流施設に在日コリアンを脅迫するような内容の年賀はがきが届いたほか、市の職員にあててこの交流施設を「爆破する」と書かれたはがきも届き、市からの届け出を受けて警察が差出人を調べています。」

www3.nhk.or.jp

 

2020/2/19

小中学校に爆破予告 川崎市が被害届
川崎市川崎区の市立小中学校4校に相次いで送りつけられた爆破予告に対し、川崎市は18日、威力業務妨害容疑で川崎署と川崎臨港署に被害届を提出したと発表した。いずれも受理されたという。/ 脅迫文は10日に大師小、大師中、渡田中、13日に宮前小に封書で届き、校舎の爆破予告や児童・生徒、教員に危害を加えると記されていた。市教育委員会は「あってはならないこと。校内点検で安全確保に努めているが、県警には1日でも早く容疑者を捕まえてほしい」と話した。/ 区内では年明けから多文化交流施設「市ふれあい館」を標的に在日コリアンの虐殺宣言や爆破予告などのヘイトクライム(差別に基づく犯罪)が続く。/ 市は筆跡や文面などから同一人物の可能性が高いとみている。同様の爆破予告は県立川崎高校にも届いており、同校が被害届の提出について川崎署と調整を続けている。」

www.kanaloco.jp

 

2020/2/21

県立川崎高校の爆破予告で被害届 県教委
「県教育委員会は20日、県立川崎高校(川崎市川崎区)の爆破予告に対し、威力業務妨害容疑で川崎署に被害届を提出し、受理されたと発表した。/ 県教委によると、爆破予告は10日に封書で届き、生徒や教員に危害を加えるとも記されていた。不審物は見つかっていない。今後も校内点検を継続し安全確保に努めるという。/ 区内では年明けから多文化交流施設「市ふれあい館」を標的に在日コリアンの虐殺宣言や爆破予告などのヘイトクライム(差別に基づく犯罪)が相次ぐ。10、13日には川崎高校に届いたものと同様の封書が川崎市立小中学校4校にも送りつけられた。/ 同館と小中学校4校などへの脅迫について、市は筆跡や文面などから同一人物によるものの可能性が高いとみている。」

www.kanaloco.jp

 

2020/2/26

香川県内の小学校 中国人を差別する内容のはがき届く
2020年2月26日 14時46分

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、香川県内の小学校に中国人を差別する内容のはがきが届いたことが分かり、相談を受けた警察は、はがきが届いた小学校の周辺で児童の見守りなどを強化しています。/ 香川県内の自治体によりますと、今月17日、公立の小学校に「中国人を親に持つ子どもを登校させるな」という内容のはがきが届きました。/ はがきは機械で印字され、同じ自治体にある郵便局の消印があったということです。/ 自治体によりますと、これまでこの小学校に中国人を差別する内容のはがきが届いたことはなかったということです。/ 自治体は、偏見に基づくものだなどとして警察に相談し、警察がはがきの届いた小学校の周辺で児童の見守りなどを強化しています。」

www3.nhk.or.jp

2020/3/4

横浜中華街の老舗にヘイト封書 「中国人はゴミだ!」 店主「お客さんのため頑張る」
「「中国人はゴミだ!細菌だ!」などと中国人を差別する文書が入れられた封書が3日夕方、横浜中華街(横浜市中区)の広東料理店「海員閣」に届いた。店主の李浩文さん(48)がツイッターに投稿し、明らかになった。李さんは「新型コロナウイルスと中華街を安易に結びつけられて悲しい」と話している。/ 届いたのは茶色の封筒で差出人は不明。消印は「UENO」と読める。」

mainichi.jp

 

f:id:odd_hatch:20200305095133p:plain

「中国人はゴミだ!」 横浜中華街の老舗に中傷の手紙 ヘイトスピーチ 

「横浜中華街(横浜市中区)の老舗料理店「海員閣」など複数の店舗に、中国人を誹謗(ひぼう)中傷する差別的な言葉を記した手紙が届いていたことが4日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、中華街では客足が遠のき、地域を挙げて奮闘する。長く日本社会で暮らす華僑らは「残念で悲しい。ヘイトスピーチを許さない社会になってほしい」と胸を痛めている。/ 送付された封書には差出人名がなく、切手には東京・上野の消印が押されていた。A4判のコピー用紙にプリンターで印刷された赤い文字で「中国人はゴミだ!細菌だ!悪魔だ!迷惑だ!早く日本から出ていけ!!」と書かれていた。/ 1936年に創業した同店の3代目店主李浩文さん(48)によると、封書は3日に届いた。「(感染拡大で)社会に不安が広がる中、誰かに矛先を向けたくなるかもしれないが、開封した時はとても残念な気持ちになった。悲しく、そしてさみしい」と明かす。自身の中で抱えきれない消沈した思いが募り、現状を多くの人に知ってほしいと、4日に会員制交流サイト(SNS)のツイッターに手紙を掲載。すると、李さんを応援し、ヘイトスピーチを非難するメッセージが多く寄せられ、来店客からも励ましを受けたという。/ 「日本で生活しながら、全うな仕事をしているという自負がある。これからも正直な営業を続けたい。中華街を応援してほしい」と李さんは話す。/ 横浜中華街発展会協同組合によると、同一の内容の手紙は3日、複数の加盟店舗にも届いた。ヘイトスピーチは、特定の国の出身者や、その子孫であることのみを理由に、日本社会から追い出そうとするなどの一方的な言動で、同組合は県警に相談している。」

www.kanaloco.jp

2020/3/5

川崎高爆破予告ヘイトクライム」 県教委が人権教育約束 ヘイトスピーチ
「県立川崎高校(川崎市川崎区)に届いた爆破予告について県教育委員会は4日、差別に基づく犯罪である「ヘイトクライム」との認識を示し、ヘイトスピーチヘイトクライムの根絶に向けた人権教育の推進を約束した。県議会文教常任委員会立憲民主党・民権クラブの脇礼子氏の質問に答えた。/ 爆破予告は2月10日に封書で届き、生徒と教員に危害を加えるとも記されていた。同区では「在日韓国朝鮮人を抹殺しよう」という脅迫年賀状が多文化交流施設「市ふれあい館」に送り付けられ、その後も同館や小中学校の爆破予告が相次ぐ。県教委は一連の脅迫が同一人物によるものとする川崎市の見立ても踏まえ、「ヘイトクライムである蓋然(がいぜん)性が高い」とした。/ 共生社会の実現へ取り組みを問われた桐谷次郎教育長は「特定の民族や国籍の人々を排斥するヘイトスピーチヘイトクライムは決して許されない」と強調した上で、1970年代に始まる人権教育に言及。「社会を構成するあらゆる人々の多様性を認め合う姿勢が子どもたちに根付けば差別はなくせる。共に生きる社会を目指す取り組みを教育現場から進める」との姿勢を示した。」

www.kanaloco.jp

2020/3/7

横浜中華街ヘイト封書 飲食店組合、県警に被害相談
会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月7日 08時30分(最終更新 3月7日 08時30分)
「横浜中華街の複数の飲食店に、中国人を差別する文書が入った封書が届いた。飲食店などが加盟する「横浜中華街発展会協同組合」は、神奈川県警に被害を相談している。横浜市の林文子市長は5日の定例記者会見で「ヘイトスピーチだ。お店の方々のことを考えると大変悲しいことで、関係機関と連携し対応する」と述べた。/ 中華街の広東料理店「海員閣」に3日郵送されてきた文書には、中国人を激しく中傷する文言が書かれていた。市などによると、同様の内容の文書は中華街の複数の飲食店にも届いた。」

mainichi.jp

 

2020/3/10

「ふれあい館」に模造刀置かれる 脅迫との関連捜査脅迫
社会 神奈川新聞  2020年03月10日 05:00

在日コリアンの虐殺宣言など悪質なヘイトクライム(差別に基づく犯罪)の標的となっている川崎市川崎区の多文化交流施設「市ふれあい館」のごみ集積場に模造刀と木刀が置かれていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。川崎臨港署は一連の脅迫行為との関連を調べている。/ 6日、同館の正門脇にある近隣住民用のごみ集積場に長さ約1メートルの模造刀と木刀が並んで立て掛けてあるのを住民が見つけ、110番通報した。/ 在日コリアン集住地区にある同館には「在日韓国朝鮮人を抹殺しよう」などと脅迫する年賀状が年明けに届き、市役所にも同館の爆破予告が送り付けられた。同一人物によるものとみられる爆破予告は区内の小中学校、高校計5校にも相次ぎ、市や学校から被害届を受けた県警が威力業務妨害容疑で捜査を続けている。」

www.kanaloco.jp

 

2020/3/12

「ヘイト手紙」に抗議 人権センターなど声明

「横浜中華街(横浜市中区)の老舗料理店などに中国人への差別的な文言を記した匿名の「ヘイト手紙」が届いた問題で、県内で人権保護や平和活動を行う10団体が10日、ヘイト行為を非難する声明を出した。」

www.kanaloco.jp

 

2020/6/2

白鵬女子高に爆破予告 元川崎市職員の男逮捕、容疑認める

 高校に爆破予告を送りつけ業務を妨害したとして、県警捜査1課と鶴見署などは2日、威力業務妨害の疑いで、川崎市川崎区大島1丁目、元同市職員で無職の男(69)を逮捕した。/ 逮捕容疑は、昨年11月25日、横浜市鶴見区白鵬女子高校に「御校を全て、ばく破し、取りこわす」などと記載した脅迫文を郵送し、授業を中断させるなどして業務を妨害した、としている。容疑を認めているという。/ 同課によると、脅迫文の差出人名として別の川崎市の男性職員の名前が記載されており、周辺を調べて同容疑者が浮上した。/ 同市によると、同容疑者は主に下水道部門を歴任し、定年前に退職した。福田紀彦市長は同日の会見で「元職員がこうした行為に及んだことが事実であれば、大変遺憾だ」と述べた。/ 同市内では昨年11月~今年2月、市立小中学校や県立高校、多文化交流施設「市ふれあい館」などに相次いで爆破予告などの脅迫文が届いており、県警は関連を調べている。

https://www.kanaloco.jp/article/entry-370686.html から

 

2020/6/3

施設への脅迫はがきにも同一名 元川崎市職員の関連捜査

 女子高に爆破予告の脅迫文を送ったとして、元川崎市職員の荻原誠一容疑者(69)が逮捕された事件で、脅迫文の差出人として書かれた市職員の名前が、日本人と外国人の交流施設「川崎市ふれあい館」や市立小中学校を脅迫するはがきや封書にも書かれていたことが3日、川崎市への取材で分かった。/ 市によると、1月に届いたふれあい館を爆破するとのはがきには宛名として、小中学校に2月に送られた封書には差出人として、実在する職員名が書かれていた。施設のある地域に多く住む在日コリアンや、学校の児童生徒に危害を加えるとの記載もあり、県警は関連の有無を調べている。

this.kiji.is

 

2020/6/12

交流施設に脅迫はがき送付疑い 元川崎市職員を再逮捕

 日本人と外国人の交流施設「川崎市ふれあい館」に在日コリアンを脅迫するはがきを送ったなどとして、神奈川県警は12日、威力業務妨害の疑いで、元川崎市職員の荻原誠一容疑者(69)=同市川崎区=を再逮捕した。/ 再逮捕容疑は、1月4日と同27日に、「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」「ふれあい館を爆破する」と書いたはがきを送り、施設の業務を妨害した疑い。/ 県警や市によると、市立小中学校にも同様の封書が届いており、いずれも宛名や差出人として実在の職員らの名前が書かれていた。県警が関連を調べている。

this.kiji.is

 

2020/6/13

 

t.co

f:id:odd_hatch:20200613110248p:plain画像

2020/6/16

「韓国に帰ればいい」 爆破予告の男、同僚男性に差別発言
社会 神奈川新聞  2020年06月16日 05:00
「多文化交流施設「川崎市ふれあい館」などに在日コリアンへの虐殺や同館の爆破予告を送ったとして元市職員で無職の男(69)=同市川崎区大島1丁目=が威力業務妨害容疑で再逮捕された事件で、職場の同僚だった在日2世の男性職員が、在職当時の同容疑者から差別発言を受けていたと証言した。この職員は、同容疑者が横浜市の私立高校に爆破を予告する手紙を送った際、差出人として名前を悪用されたという。同容疑者は県警の調べに、「職員とトラブルがあり、陥れるためにやった」と供述している。/ 差別発言を受けた市環境局勤務の金久高(キムクゴ)さん(45)が神奈川新聞社の取材に応じた。/ 金さんによると、入庁翌年の1994年3月、市下水道局(当時)の職場で民族名を使いたいと相談したところ、同僚から「立派な名前がありながら何でそんなことをするんだ」「朝鮮人は怖い。韓国・朝鮮名を名乗るなら一緒に働きたくない」などと差別発言を受けた。同容疑者からは「韓国人として生きていくなら、韓国に帰ればいい」と言われた。/ 金さんは在日1世の父と日本人の母の間に生まれ、両親の「差別に遭わないように」との願いから日本国籍、日本名で生きてきた。父の死を機に「差別から隠れるような生き方はやめよう」と戸籍名の変更を決意。裁判所に認めてもらうには民族名が日常生活で定着している必要があった。/ 金さんから相談された市民団体「民族差別と闘う神奈川連絡協議会」は、蔑視と無理解に基づく民族差別として問題視。市職労からの申し入れもあり、市は発言の事実確認調書を作成、発言者と局長が金さんに謝罪した。再発防止に向け助役名の通達が出され、同局の全職員を対象に研修も行われた。/ その後、金さんが職場で差別に遭うことはなかったが、市関係者によると、同容疑者はこの件に絡めて自分の処遇に不満を漏らすことがあった。/ 市人事課は同容疑者が再逮捕された12日夜に調書の存在を把握したといい、「金さんが差別発言を受けていた事実は確認したが、匿名表記のため発言者が誰かは分からない。同容疑者のその後の言動についても把握していない」としている。

https://www.kanaloco.jp/article/entry-381618.html

 

 2020/6/30

ふれあい館脅迫 元市職員の男を追起訴 横浜地検川崎支部

多文化交流施設「川崎市ふれあい館」などに在日コリアンへの虐殺などを予告する脅迫文を送り、業務を妨害したとして、横浜地検川崎支部は29日、威力業務妨害の罪で、元川崎市職員で無職の男(69)=同市川崎区=を追起訴した。認否は明らかにしていない。 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-394968.html

 

2020/10/23

ヘイトはがき「在日の元部下おとしめるため」被告認める
川崎市川崎区の多文化交流施設「川崎市ふれあい館」に、在日コリアンを脅迫する内容のはがきを送ったなどとして、威力業務妨害の罪に問われた元同市職員荻原誠一被告(70)=同区=の初公判が23日、横浜地裁川崎支部で開かれた。荻原被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑。即日結審した。/ 起訴状などによると、荻原被告は昨年12月、「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと書いたはがきをふれあい館に宛ててに送付。今年1月には、「ふれあい館を爆破する」などと書いたはがきを、元部下を宛先人として市の事業所に送った。/ 検察側は冒頭陳述で、荻原被告が元部下とトラブルになり、恨みを抱き続けて嫌がらせをしようとしたと主張。被告人質問で荻原被告は「元部下をおとしめることに加え、(在日コリアンへの)差別意識もあった」と述べた。/ 裁判では、ふれあい館の崔江以子(チェカンイヂャ)館長が「一時的な威力業務妨害にとどまらず、在日コリアンの存在を否定するヘイトスピーチであり、差別を動機とする犯罪だ」と意見を述べた。/ 判決は12月3日に言い渡される予定。」

www.asahi.com

 

2020/10/24

元市職員、川崎市ふれあい館に脅迫状 「おびえた声、心にずっと」 職員、涙声で語る

 「おびえた子どもたちの声が、職員の心にずっとあります」−。横浜地裁川崎支部で二十三日開かれた威力業務妨害事件の初公判。在日コリアンに対する脅迫はがきが届いた多文化交流施設「川崎市ふれあい館」(川崎区)の職員は、今も消せぬ不安とともに「ヘイトクライム憎悪犯罪)を許さない姿勢を判決で明らかにして」と法廷で訴えた。/ 職員は意見陳述で、差別をなくすための施設として、川崎市が一九八八年にふれあい館を設置した経緯を説明した。/ 「日本社会に長く続く民族差別により、自分らしく生きることをあきらめてしまう在日コリアンが、ふれあい館で自分を肯定してくれる仲間や地域社会に出会い、本名を名乗って生きていくことを選択する姿が何度もありました。私自身もそうでした」/ そうした「共に生きる」という理念を掲げた施設に今年一月、年賀はがきが届いた。定規で線を引いたような文字で「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」と書かれていた。/ 半年以上たっても、その恐怖からふれあい館に戻ってこられない子どもや家族がいるという。「ふれあい館は、貧困や差別で苦しい生活を強いられている人たちの最後のよりどころ。脅迫状は、それを破壊したんです」と涙声で語った。

www.tokyo-np.co.jp

 

2020/12/3

川崎市職員に実刑判決 在日コリアンに脅迫はがき

「日本人と外国人の交流施設「川崎市ふれあい館」に在日コリアンを脅迫するはがきを送ったなどとして、威力業務妨害の罪に問われた元川崎市職員、荻原誠一被告(70)に、横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)は3日、懲役1年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。/ 検察側は論告で「特定の外国籍の人々を殺害するなどといった差別的な脅迫文を送付しており、悪質な犯行」と指摘。弁護側は「罪を認め、反省している」として執行猶予を求めていた。/ 起訴状によると、昨年11月~今年2月、「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと記載したはがき2通を送付したほか、学校計9校に爆破予告などを記した封書を送り、施設や各学校の業務を妨害したとしている。」

www.sankei.com

 

 

 

2021/6/15

川崎市ふれあい館」脅迫の元市職員 賠償金全額を市に納付
爆破予告を送りつけるなど多文化共生推進施設「川崎市ふれあい館」を標的にしたヘイトクライム(差別を動機にした犯罪)を巡り市は14日、加害者の元市職員に請求していた損害賠償金約181万円が全額納付されたと発表した。/ 同館に警備員を約2カ月間配置した費用などを請求していた。遅延損害金約12万円も納付された。/ 市青少年支援室は「身内である元職員による犯行は大変遺憾。十分反省してほしい思いから、刑事だけでなく民事上の責任を負ってもらった」と話した。/ 事件は2020年1月、在日コリアンを虐殺すると記す年賀はがきと爆破予告が同館などに届き、市が県警に被害届を提出。元市職員は同6月に威力業務妨害容疑で逮捕され、同12月、同罪で懲役1年の実刑判決を受けた。(石橋 学)」

www.kanaloco.jp