2020/1/22
ヘイトデモ妨害巡る訴訟 被告側「市民と共謀ない」 横浜地裁川崎支部
1/22(水) 5:00配信カナロコ by 神奈川新聞
「川崎市内で「日本浄化デモ」を計画した同市在住の津崎尚道氏ら4人が、市民の妨害を受けたためデモの中止を余儀なくされ表現の自由を侵害されたとして、市民と共謀したとする神原元弁護士に計440万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、横浜地裁川崎支部(飯塚宏裁判長)であった。神原弁護士側は「共謀の事実はなく、デモの中止もヘイトスピーチに反発する市民の抗議を受けた原告が自らの意思で決めたもの」として請求棄却を求め、争う姿勢を示した。/ 訴えによると、デモ行進は2016年6月5日、同市中原区で計画された。神原弁護士は数百人の市民と共謀し、「ヘイトデモ中止」「帰れ」と唱和するなど集団示威運動を続け、デモを中止に追いやった、としている。/ この日の口頭弁論では双方が意見陳述を行い、津崎氏側は「川崎でのデモは『反日』に対する怒りのカウンター。歴史認識や政治的言論は言論の自由として保障されなければならない」と主張。対する神原弁護士側は津崎氏のデモで発せられた「日本からたたき出せ」「敵をぶち殺せというのは当たり前」といったヘイトスピーチを示した上で「明白なヘイトデモ。原告らが今すべきは嫌がらせの訴訟ではなく、在日コリアン市民に謝罪し、二度とヘイトデモを行わないと約束することだ」と反論した。/ 津崎氏はこれまで、同市内で在日コリアンの殺害などを宣言するヘイトデモを14回主催してきた。」
報告集会で被告代理人からも本訴訟の性格が語られましたが「原告とその代理人が、もう外では言えなくなったヘイトスピーチを法廷で行おうとしている」先方の意見陳述はヘイト本の紹介から始まって、まさにその通りの内容でした。法定をヘイトスピーチの場として利用している。
— C.R.A.C.K. (@crac_kawasaki) 2020年1月21日
「極めて悪質なヘイトデモだ」 保守系運動家らに訴えられた弁護士が反論(2020年1月21日/弁護士ドットコム撮影)
「川崎市で計画していた「日本浄化デモ」と称するデモ行進が中止になったのは、神奈川県弁護士会に所属する神原元弁護士が、数百人の抗議者と共謀して、妨害したからだとして、同市を拠点とする保守系活動家の男性ら4人が、神原弁護士を相手取り、計440万円(1人あたり110万円)の損害賠償をもとめて、横浜地裁川崎支部に提訴した。/ その第1回期日が1月21日、同支部で開かれて、原告・被告双方の意見陳述がおこなわれた。被告側は請求の棄却をもとめた。
●原告は「ヘイトデモにあたらない」と主張
提訴は、2019年11月26日付。訴状などによると、原告らが2016年6月、川崎市中原区で「日本浄化デモ」と称するデモ行進をしようとしていたところ、神原弁護士が現地で、ほかの数百人と共謀して、集団示威運動をおこなって、デモ行進を中止に追いやったとしている。/ 原告側は、(1)デモのテーマは「反日を許すな」であり、大半は日本人に向けたものだから、「ヘイトデモ」にあたらない、(2)憲法で保障された「政治的言論」であり、「表現の自由」を侵害された――と主張した。/ 一方、被告側は、(a)デモを妨害したことも、共謀したこともない、(b)原告側がそれまでおこなってきたデモは、ヘイトスピーチ解消法の「不当な差別的言動」にあたるとして、裁判所から仮処分を受けている、(c)川崎市ヘイトスピーチ禁止条例のきっかけとなった、在日コリアンに対する差別を扇動する極めて悪質なヘイトデモだ――と反論した。」
【閲覧注意】 2020/1/21 江頭節子弁護士の会見
動画文字起こし
江頭節子弁護士作成の訴状
https://isorokupapa.up.seesaa.net/image/Microsoft20Word20-20E7A59EE58E9FE8A8B4E78AB6.pdf
2021/3/22
せと弘幸のブログから