【2018/5/24】(木) 参院法務委員会 有田芳生議員の質疑聞き取り


10:50-11:15

有田「二年前の今日ヘイトスピーチ(HS)解消法が成立。二年たって、どこまで進んだのか、課題は何かを検討したい。その前に森友加計問題の大臣の所見を聞きたい。総理は関与していたら辞職するといった。最近になって資料がでてきた。明恵夫人の問いかけも明らかになった。昨日までに450回も会議で議論になった。資料の改ざん隠蔽があった。法務大臣の認識はどうか。先ほどの答弁のように管轄外ということではなく大臣の立場で

上川「所管外なので具体的な答弁は控える。行政文書の件は重要な課題。本省も分署の適正な作成保存をやる。現在将来国民にこたえる責任がある。現状は由々しき事態。信頼獲得のために、絶えず点検、不断の見直しが必要

有田「加計問題。愛媛県から文書が出た。官邸の入管記録が破棄されているという。総理動静に出てこない面会などはありうる。極東アジアの歴史が変わろうとしているときに、日本の政治がいかに内向きかをこの一年の議論で明らかになった。けじめをつけるべきと思わないか。法務大臣の認識は

上川「所管外なので答弁は差し控える

有田「HS解消法について。全国で条例が作られようとしている。一方警察の警備体制の問題もある。人権擁護局長。この2年の達成点は

ナトリ法務省人権擁護局長「社会の中で認識されつつある。HSや人権侵害は完全には解消されていない。昨年のアンケートでは、HSデモを知らないが45%。HSに無関心が12%という結果。これには対処が必要。深く認識されるよう啓発を重点的に行う

有田「内閣府に聞く。内閣府のHPにHSがあるという問題。なにがあった?

ハラ内閣府担当「国政モニターの一部に誹謗中傷と受け取られかねない投稿があった。問題と考える

有田「誹謗中傷と受け取られかねない? なにをいっている。投稿を読んだはずでしょ。国政モニターの注意書きには誹謗中傷は除外すると書いてあった。なぜ公表されたのか

ハラ「批判には真摯に受け止める

有田「担当者はみたはずでしょ。注意事項に反している。どんな仕事をしたのか。反省したのか

ハラ「この制度は28年度で休止。当時の担当などに訊いて確認している最中。明白には答えられない

有田「検証結果は文書ででるのか?

ハラ「その点も含めて検討

有田「いつみえなくなったのか?

ハラ「今年5月2日

有田「5/1に毎日新聞が記事を出した。その報道があったから消したのでしょ

ハラ「28年度に休止して・・・担当が・・・ごにょごにょ

有田「そんなの通用しない。文書で公開してほしいと強くお願いする。
一年前に人権擁護局の作ったHSの参考資料は内閣府に渡したのか

ナトリ「関係省庁には専門部会の委員ほかに配布。内閣府には最近配布。足りなかった

有田「内閣府以外にも長野県、三重県のHPにHS投稿が放置されていた。これらの県には?

ナトリ「三重には配布済。長野には最近。要望に応じて配布していたが、この期においてすべての都道府県に配布したい

有田「優れた内容なので活用していただきたい。都道府県だけでなく関係省庁にも啓発してほしい。警察官への周知徹底も不十分。参考情報を全部とは言わないが、国民に伝わるように公開してほしい。報道もあるから、国民向けにもHSはいけないというなんらかの対応をお願いしたい

ナトリ「参考資料は一般向けではないが、一部を冊子やネットで公開していた。今後は指摘のように取り組みたい

有田「冊子では不十分であるということを指摘したい