辺野古埋め立て #安倍晋三 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言 #自民党政治検証

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2019年1月6日

NHK日曜討論での発言動画リンク

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辺野古移設に関する安倍首相発言全文(抜粋)

民主党政権時代にも、最低でも県外という宣言をしたが結局どこにも持っていくことができずに辺野古に移設すると決まった。今その計画にのっとって作業を進めているが、移設するに当たって普天間の機能のうち、三つあったが、空中給油機は15機全て岩国に移設された。18年越しのことを行うことができた。緊急時の受け入れ機能は九州の自衛隊基地に移転が決定された。オスプレイも訓練は本土移転を推進し、整備は木更津で実施している。このように機能を相当縮小して普天間に(発言通り)持っていくということ、そのことによって今は市街地の真ん中にあるから防音の措置をしなければいけない戸数が1万数千あるが、それが辺野古に移ればゼロになっていくこともご理解いただきたい。

 土砂を投入していくに当たって、あそこのサンゴについては移している。また絶滅危惧種が砂浜に存在していたが、これは砂をさらってしっかりと別の浜に移していくという環境の負担を抑える努力もしながら行っている。もちろん沖縄の皆さんの気持ちに寄り添っていくことも大切ですし、理解を得るようさらに努力をしていきたい。」

(全文はリンク先をご覧ください。)

ryukyushimpo.jp

 

 

1月4日首相動静(抜粋)

 【午後】6時33分、JR東京駅着。46分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。レストラン「ORIGAMI」で秘書官と食事。8時6分、東京・紀尾井町のNHK千代田放送会館。報道番組の収録。9時16分、東京・富ケ谷の自宅。

www.asahi.com

 
1月6日首相動静(抜粋)
 【午前】8時30分、山口県下関市の大歳神社。昭恵夫人とともに参拝。52分、下関市亀山八幡宮昭恵夫人とともに参拝。10時8分、下関市のホテル西長門リゾート。30分、宴会場で地元後援会会合に出席し、あいさつ。

www.asahi.com

 

 

2019年1月7日

安倍首相が辺野古の「サンゴを移した」と大嘘! 本当は準絶滅危惧種のヒメサンゴを移植せず土砂投入したのに

「安倍首相が新年早々、信じられないような大嘘とゴマカシをテレビでおこなった。昨日(1月6日)、放送された『日曜討論』(NHK)での、沖縄県で進められている辺野古新基地建設の土砂投入にかんする発言だ。/ 安倍首相はこんなことを言い出したのだ。/「で、いま、土砂が投入されている映像がございましたが、土砂を投入していくにあたってですね、あそこのサンゴについては、移しております」/ 土砂が投入された場所のサンゴは移している──。安倍首相はそう語ったのだ。」

news.biglobe.ne.jp

  

2019年1月8日

琉球新報社によるファクトチェック

辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ

「米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に伴う埋め立てに関し、安倍晋三首相は6日に放送されたNHKのテレビ番組「日曜討論」で事実を誤認して発言した。安倍首相は「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している」と述べたが、現在土砂が投入されている辺野古側の海域「埋め立て区域2―1」からサンゴは移植していない。/ 埋め立て海域全体では約7万4千群体の移植が必要だが、7日までに移植が終わっているのは別海域のオキナワハマサンゴ9群体のみにとどまっている。/ 沖縄防衛局は、土砂投入の海域付近にあった準絶滅危惧のヒメサンゴ1群体を当初移植する方針だった。県から移植に必要な特別採捕許可が得られなかったことから、特別な装置を用いてサンゴを囲み、移植を回避するよう工法を変更した経緯がある。/  首相の発言について玉城デニー知事は7日、ツイッターに「安倍総理…。それは誰からのレクチャーでしょうか。現実はそうなっておりません。だから私たちは問題を提起しているのです」と投稿した。/ サンゴの生態に詳しい東京経済大学の大久保奈弥准教授は「発言は事実と異なる。サンゴを移植しても生き残るのはわずかで、そもそも環境保全策にはならない」と指摘した。/ 沖縄防衛局は、サンゴの移植は1メートル以上の大きさを対象とし、1メートルより小さいサンゴは移植していない。/ これまでに移植したオキナワハマサンゴ9群体はいずれも「埋め立て区域2―1」ではない場所に位置していた。/ 移植に向けて沖縄防衛局が県に特別採捕許可を申請している約3万9千群体のサンゴも現在の土砂投入海域にはない。県は申請を許可していない。/ 首相は「砂浜の絶滅危惧種は砂をさらって別の浜に移す」とも発言した。沖縄防衛局の事業で、貝類や甲殻類を手で採捕して移した事例はあるものの、「砂をさらって」別の浜に移す事業は実施していない。」

ryukyushimpo.jp

  

 

安倍首相 オランダ・イギリス訪問へ

「菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、安倍総理大臣が、9日からオランダとイギリスを訪問することを発表しました。」

www3.nhk.or.jp

 

2019年1月9日

「午前10時48分、オランダ、英国歴訪のため、昭恵夫人とともに政府専用機でオランダに向け同空港発。 #首相動静」

 

琉球新報<社説>首相サンゴ移植発言 フェイク発信許されない

安倍晋三首相がNHK番組「日曜討論」で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立てについて「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移している」と、事実と異なる発言をした。一国の首相が自らフェイク(うそ)の発信者となることは許されない。

 NHK解説副委員長の質問に対して首相は、土砂を投入している区域のサンゴは移植しており、砂浜に生息する絶滅危惧種を砂ごと移す努力もしていると述べた。これらは事実ではない。
 現在土砂が投入されている区域ではサンゴの移植は行われていない。埋め立て海域全体で約7万4千群体の移植が必要で、終わっているのは別の区域の9群体のみだ。他のサンゴ移植は沖縄県が許可していない。砂ごと生物を移す事業も実施していない。
 首相の発言は準備されていたはずである。簡単に確認でき、すぐに間違いと指摘されることを、なぜ堂々と言うのだろうか。県民の意向を無視し違法を重ねて強行している工事の実態から国民の目をそらすため、意図的に印象操作を図っているのではないか。
 首相は「全く新しく辺野古に基地を造ることを進めている」との誤解が国民にあると述べ「誤解を解かなければいけない」として、危険な普天間飛行場を返還するために辺野古に基地を造るのだと強調した。
 この点についても多くの疑問や批判が沖縄側から出されてきた。移設先が県内でなければならない理由はないこと、普天間にない軍港や弾薬庫などの機能が備えられること、新基地の完成時期が見通せないこと、完成しても普天間が返還される保証がないことなどだ。
 これらに対する説明を避けたまま、政府は普天間固定化か新基地かという身勝手な二者択一論を押し付けてきた。それが今回も繰り返された。
 政府首脳による事実と異なる発言はこれまでも続いてきた。菅義偉官房長官普天間飛行場返還合意のきっかけを、少女乱暴事件ではなく事故だったと強弁し続けた。
 普天間飛行場の5年以内の運用停止について首相は「最大限努力する」と約束していたが、実現の見通しのない空手形だった。これも意図的なうそだったのではないか。
 首相が頻繁に口にし、今回も最後に述べた「沖縄の皆さんの気持ちに寄り添っていく」「理解を得るようさらに努力する」という言葉も、フェイクにしか聞こえない。
 今回、もう一つ問題があった。事前収録インタビューであるにもかかわらず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流されたことだ。いったん放映されると訂正や取り消しをしても影響は残る。放送前に事実を確認し適切に対応すべきだったのではないか。放置すれば、放送局が政府の印象操作に加担する形になるからだ。」

ryukyushimpo.jp

 

2019年1月10日

首相のサンゴ発言、NHK「自主的な編集判断で放送」

「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐり、安倍晋三首相が「土砂投入にあたってあそこのサンゴは移している」と不正確な説明をしたと批判されている問題で、発言を放送したNHKは10日、「報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送した」との見解を示した。沖縄県の地元紙などから、「間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流した」とNHKの責任を問う声が上がっていた。/ この日の定例会見でNHKの山内昌彦・編成局計画管理部長は「報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送しておりますので、必要に応じてきちんと判断して対応しているという風に考えております」と説明。「番組内での政治家の発言についてNHKとしてお答えする立場にはございません。事実と異なるかどうかという他社の報道についてもNHKとしてコメントする立場にはございません」とも述べた。」

www.asahi.com

安倍首相のサンゴ移植発言が波紋 政府、打ち消しに懸命

「米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡って、安倍晋三首相が6日のNHK番組で「土砂の投入にあたって、あそこのサンゴは移している」と述べたことが波紋を広げている。実際に防衛省沖縄防衛局が移植したのは土砂投入区域外の一部のサンゴ。首相による「印象操作」と受け取られかねない発言だけに、政府は打ち消しに懸命だ。/ 沖縄県水産課などによると、埋め立て予定海域全体では約7万4000群体のサンゴの移植が必要。このうち県が許可して沖縄防衛局が移植したのは絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ9群体だけで、いずれも今回の土砂投入区域にあったサンゴではないという。/ 沖縄防衛局は昨年12月、土砂投入が始まっていない埋め立て予定海域の約3万9600群体の移植許可を申請したが、県は許可していない。沖縄防衛局が移植対象にしているのは直径1メートル以上のサンゴと一部の希少サンゴなど。県は「移植対象や移植先の選定が不適切」と環境保全措置の不備を埋め立て承認の撤回理由に挙げている。玉城デニー知事はツイッターで「現実はそうなっていない」と首相の発言を批判した。/ 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「土砂の投入に関して、埋め立て区域に生息していた移植対象のサンゴはすべて移植しており、環境保全措置にも最大限配慮しながら対応している。(首相は)そういう趣旨の発言をされたのだろう」と説明した。ただ、土砂投入区域には沖縄防衛局が移植対象にするサンゴはなく、その意味で「あそこのサンゴ」という首相の発言は正確性を欠く。/ サンゴの生態に詳しい東京経済大の大久保奈弥准教授は「サンゴを移植しても長期生存率は低い環境保全措置としては不十分だ」と政府の対応を疑問視している。」

headlines.yahoo.co.jp

辺野古埋め立て土砂に赤土使用で、環境に悪影響」との批判に、現実を隠し言い逃れる菅官房長官

「昨年末の12月26日、野党国会議員が米軍基地建設の進められている沖縄県・名護市辺野古を訪れ、周辺海域をグラスボートで現地視察した。そのころ官邸では、会見を行う菅義偉官房長官と『東京新聞』社会部の望月衣塑子記者との“バトル”が始まり、埋め立て用土砂の違法性問題が取り上げられていた。

◆記者が指摘「埋め立てが適法に行われているか、確認をしていないのでは」

望月記者:沖縄辺野古についてお聞きします。民間業者の仕様書には「沖縄産の黒石岩ズリ」とあるのに、埋め立ての現場では赤土が広がっております。琉球セメントは県の調査を拒否していまして、沖縄防衛局は「実態把握ができていない」としております。埋め立てが適法に進んでいるのか確認ができておりません。これ、政府としてどう対処するおつもりなのでしょうか。

官房長官:法的に基づいてしっかりやっております。

望月記者:「適法がどうかの確認をしていない」ということを聞いているのです。粘土分を含む赤土の可能性が指摘されているにもかかわらず、発注者の国が事実確認をしないのは行政の不作為に当たるのではないでしょうか

官房長官:そんなことはありません。

望月記者:それであれば、政府として防衛局にしっかりと確認をさせ、仮に赤土の割合が高いのなら改めさせる必要があるのではないでしょうか。

官房長官:今答えた通りです。

◆菅官房長官は「赤土」「岩ズリ」の違いを理解していない!?
 9月の沖縄県知事選でも菅官房長官は権限もないのに携帯料金値下げが実現するかのように印象づける演説を堂々と行ったが(参照:「沖縄知事選挙の演説で、菅義偉官房長官に『公職選挙法違反』疑惑が浮上!? 携帯料金4割値下げの権限は国にも県にもない!」)、官邸での会見でも一目で事実誤認と分かる発言をしたのだ。

 野党議員の辺野古現場視察を紹介した記事(参照:「辺野古土砂投入で危機迫るサンゴ群落。『ローラさんらに見に来てほしい』とグラスボート船長が訴え」)にある通り、運搬船上の埋め立て用土砂は赤みを帯びており、細かい粘土質の「赤土」を含んでいるのは現場を見れば一目瞭然。すぐにバレる嘘を、菅官房長官は平然とついたことになる。

 なお「赤土」か「岩ズリ」では、海の環境に与えるインパクトが全く違う。上記の記事で伊波氏が説明した通り、「台風襲来による埋立護岸損傷で、粒子が微細な粘土質の赤土が流出した場合、長時間漂って周辺海域に深刻な悪影響を与える。一方、粒子が大目の岩ズリはすぐに沈んでしまう」という。沖縄県には赤土等流出防止条例があり、辺野古埋め立て用の土砂が「岩ズリ」に限定されている環境上の意味を、菅官房長官は全く理解していないといえるのだ。

◆菅官房長官「記者の質問の方が事実誤認」と反転攻勢に
 望月記者は2日後の12月28日にも同じ主旨の再質問をしたが、菅官房長官の答弁には変わりはなかった。

望月記者:辺野古の埋め立て土砂についてお聞きいたします。沖縄防衛局が業者に事前に提出させていた検査報告書には粘土分が全く含まれておらず、「現在投入されている赤土と見られる土砂と明らかに異なる」と県が指摘をしております。

 岩ズリの購入時期と報告書の時期も違っており、県が強く立入検査を求めています。(菅官房)長官は一昨日(12月26日)も「適切に処理」と強調されていますので、琉球セメントは県の検査をしっかりと受けるべきではないでしょうか。

官房長官:今日も一緒です。

 そして菅官房長官は「望月記者の質問の方が事実誤認」とする書面を首相官邸報道室から内閣記者会に出すという反転攻勢に出た。

「(望月)記者は質問で、埋め立て工事用の土砂が仕様書に適合しているかについて『発注者の国が事実確認をしない』などと主張した。官邸報道室は『仕様書どおりの材料であることを確認しており、明らかに事実に反する』と反論。記者会見がインターネットで配信されていることを踏まえ『視聴者に誤った事実認識を拡散させることになりかねない。正確な事実を踏まえた質問を改めてお願いする』とした」(12月28日付『産経新聞』)

 これに対して、先の現場視察記事で埋め立て用土砂についてのコメントを紹介した伊波洋一参院議員は同日のツイッタ―でこう反論した。

「官邸報道室は、26日の東京新聞記者の質問に事実誤認があったとして再発防止を求めたが、事実誤認は政府の方で記者の指摘が正しい。沖縄県が知事名と土木建築部長名で同趣旨の文書を沖縄防衛局に発出して防衛局として確認し、県の立入調査を認めるよう求めている」

◆赤土でもパスしてしまう、甘すぎる検査方法
 なぜ両者の言い分が食い違うのか。「仕様書どおりの材料であることを確認」したのに、どうして赤土が投入されているのか。これについて伊波氏は視察最後の謝花喜一郎副知事との面談で「赤土でもパスする検査方法になっている」と指摘、次のような説明をしていた。

「『岩ズリのみである』という過去の調査資料を根拠にして『現在の埋め立て用土砂も同じ』という前提で検査している。しかも微細粒子の割合を10%以下に抑えないといけないのに、赤土と同程度でも通る水準になっている。それで赤土でもすり抜けてしまうのです」

 謝花沖縄県副知事との面談後の囲み取材で、「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の近藤昭一会長(衆院議員・立憲民主党)は「赤土投入については古い(調査)データを持って来て『これで大丈夫だ』と言っているが、違法な行為をしているのは政府だと思っている」と強調した。

 これほど甘い検査であるにもかかわらず、菅官房長官は「仕様書どおりの材料であることを確認(適合)」と強弁、一目で赤土と分かる土砂が投入されている現実から目を背けているのだ。台風襲来で護岸が損傷して赤土が大浦湾側に流出、貴重なサンゴ群落が死滅するリスクを安倍政権は無視しているともいえる。」

www.msn.com

2019年1月11日

辺野古工事で防衛省 県に無断で土砂割合変更

沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設を巡り防衛省が、埋め立て用の土砂について、県の承認を得ずに岩石以外の細かな砂などの割合を増やした仕様に変更し、業者に発注していたことが、県への取材で分かった。県は十一日、埋め立て承認の条件として国と交わした「留意事項」に反するとして、事実関係を公表し、防衛省に現場への立ち入り検査や土砂の提供を求める。/ ところが、沖縄防衛局は一七年十一月、埋め立て用の土砂を調達する際、細粒分の割合を「40%以下」として業者に発注していた。防衛省整備計画局は本紙の取材に「なぜ変更したかは分からない」としている。/ 一三年十二月の埋め立て承認に当たり、変更がある場合は事前に県と協議することになっているが、県は「防衛省側から説明はなかった」と述べる。/ 細粒分の割合が増すほど、土砂を投入したとき濁りは起きやすくなる。県は、当初の規格とは異なる土砂が投入されている可能性があるとして、土砂の品質を確認するため現場の立ち入り調査を求めているが、防衛省は「調査を求める法的根拠を示せ」として応じていない。」

www.tokyo-np.co.jp

2019年1月12日

安倍首相「サンゴ移した」の大嘘をメディアはなぜ追及しないのか! NHKは「移植できないのは沖縄のせい」と攻撃

lite-ra.com