【2019/11/27】#大澤昇平 東京大学特定短時間勤務有期雇用教職員による差別書き込みと反響2

 【2019/11/20】#大澤昇平 東京大学特定短時間勤務有期雇用教職員による差別書き込みとその反響の続き

 

【前回までのあらすじ】

19/11/20に大澤昇平東京大学特定短時間勤務有期雇用教職員がツイッターに差別書き込みを行いました。所属する東京大学大学院情報学環・学際情報学府と出資先のマネックスグループ株式会社と株式会社リミックスポイントが遺憾の見解を発表し、株式会社オークファンと株式会社 大広が寄付を停止し、Streamr社が大澤昇平が代表者のDaisy社との提携を解消しました。

 

2019/11/27 のりこえねっと「NO HATE TV」第75回「その人工知能はあなたを差別する」

www.youtube.com

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上記番組放送後のツイート

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大澤昇平 :: AI 救国論 🇺🇳 on Twitter: "「なんでこの発言が燃えてるの?」と疑問の奴もそこそこいると思うが、今回の炎上騒動の黒幕は「シバキ隊」だからな。シバキ隊は警察でも知られている著名な左派系デモ団体で、過去に集団リンチ事件でカタギをボコボコにしてる。正式名称は対レイシスト行動集団(C.R.A.C.)で、関連団体にARICがある。… https://t.co/kOncCoFCs6"

 

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大澤昇平 :: AI 救国論 🇺🇳 on Twitter: "シバキ隊に踊らされた過激派が、東大やスポンサーに無差別に抗議電話をかけまくった。その量は一日100件以上。大学や関係企業が次々と謝罪しているのは、発言の「内容」にブチ切れたからではなく、とばっちりで来る大量のイタ電にイラついており、できればさっさと片づけて本業に戻りたかったから。… https://t.co/stA16wATZJ"

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大澤昇平 :: AI 救国論 🇺🇳 on Twitter: "あと色々誤解があるようだが、俺にはもともと中国人への差別意識はなく、レイシストでもなければ、ヘイトスピーチを行った事実もない。うちの採用方針はあくまでAIの分析により得られた「区別」であって、差別じゃない。国内外の報道は、シバキ隊によって演出された、単なる「フェイクニュース」だ。… https://t.co/SPLac4CCjV"

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大澤昇平 :: AI 救国論 🇺🇳 on Twitter: "ついでに最年長准教授イトケン先生による、エンジニアに対するヘイトスピーチも併せてどうぞ👎
https://t.co/iiAvsbIaDc"

 

 2019/11/28 学環・学府特任准教授の不適切な書き込みに関する学生へのメッセージ

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東京大学大学院情報学環特任准教授による差別的なツイートについて、さる11月24日(日)に学環長・学府長のメッセージを第一報として発表しました。
それは私の大切な学際情報学府の学生たちの気持ちに寄り添い、学環・学府長として私自らが断固として差別と闘うことを表明するメッセージとはなっていませんでした。
そうした情報と私の決意を加え、11月26日(火)に学環・学府のすべての学生に対し、メーリングリストを通じて以下のメッセージを伝えたことをお知らせします。
今後も継続して、この問題への対応などに関する情報を発表していきます。

情報学環長・学際情報学府長
越塚登

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学際情報学府の学生の皆さん

SNS上において、情報学環の大澤昇平特任准教授による不適切な書き込みがありました。これには特定の国籍または民族による差別が含まれており、学環学府として到底許容できるものではありません。これらの書き込みは、学環学府や東京大学の信用と構成員のみなさんの心を傷つけたものと思います。学環学府の責任者として、深くお詫び申し上げます。東京大学は学問の府として、東京大学憲章に基づく倫理を守り、いかなる種類の差別も認めない方針で教育・研究活動をおこなってきました。それにも関わらずこうした事態となったことを本当に残念に思います。問題発覚後、書込みの削除を含む注意指導を繰り返しおこなっていますが、まだ削除されておりません。今後もみなさんが安心して勉学に取り組めるよう、適切かつ厳正な対応をできるだけ早くとってまいります。

情報学環長・学際情報学府長
越塚登

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www.iii.u-tokyo.ac.jp

 

2019/12/13

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https://twitter.com/Ohsaworks/status/1205412799440011266

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https://twitter.com/Ohsaworks/status/1205441527603818496

 

2019/12/13

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大澤昇平特任准教授による2019.12.12付のSNS書込みに対する見解
Regarding Tweets Posted by Project Associate Professor Shohei Osawa on December 12th 2019
2019年12月12日に、東京大学大学院情報学環(以下、情報学環)の大澤昇平特任准教授(以下、当該教員)から、SNSにおいて、本学の寄付講座に関して誤った認識を含む書き込みがありました。それに対する情報学環の見解を表明いたします。

情報学環としては、今回各社からの寄付停止の方針となったのは、当該教員のSNSにおける不適切な書込みが原因であると認識しております。この書込みが、東大憲章の理念に反し、情報学環の原則に照らして許容できない差別に該当することはこれまでも述べてきました(*1)。

東京大学の寄付講座は、東京大学寄付講座等要項(*2)に基づき、「個人又は団体の寄附による基金をもってその基礎的経費を賄うものとして、学部及び研究科等の大学院組織等に置かれる講座」のことを言います。その設置や運用の原則として、「本学における教育研究の進展及び充実を目的とし、学術に関する社会的要請その他の諸条件の変化への対応並びに教育研究体制における流動化、国際化、学際化及び公開化の推進に配慮して行うものとする」とされています。従って、寄付講座の基金国立大学法人である東京大学が受け取るものであり、特定個人が受け取るものではありません。また、情報学環に設置された寄付講座の実施内容とDAISY社の事業内容とは関係しておりません。

これらのことから、情報学環としては当該教員にSNSへの当該書込みの削除および内容の訂正を指示しています。

2019年12月13日

東京大学大学院情報学環長・学際情報学府長
越塚 登

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www.iii.u-tokyo.ac.jp

2019/12/17

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2020/1/14

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2020/1/15

懲戒処分の公表について
令和2年1月15日
東京大学

東京大学は、大学院情報学環 大澤昇平特任准教授(以下「大澤特任准教授」という。)について、以下の事実があったことを認定し、1月15日付けで、懲戒解雇の懲戒処分を行った。

<認定する事実>
 大澤特任准教授は、ツイッターの自らのアカウントにおいて、プロフィールに「東大最年少准教授」と記載し、以下の投稿を行った。
(1) 国籍又は民族を理由とする差別的な投稿
(2) 本学大学院情報学環に設置されたアジア情報社会コースが反日勢力に支配されているかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿
(3) 本学東洋文化研究所が特定の国の支配下にあるかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿
(4) 元本学特任教員を根拠なく誹謗・中傷する投稿
(5) 本学大学院情報学環に所属する教員の人格権を侵害する投稿

大澤特任准教授の行為は、東京大学短時間勤務有期雇用教職員就業規則第85条第1項第5号に定める「大学法人の名誉又は信用を著しく傷つけた場合」及び同項第8号に定める「その他この規則によって遵守すべき事項に違反し、又は前各号に準ずる不都合な行為があった場合」に該当することから、同規則第86条第6号に定める懲戒解雇の懲戒処分としたものである。

<添付資料>
東京大学短時間勤務有期雇用教職員就業規則(抄) (PDFファイル: 68KB)
東京大学における懲戒処分の公表基準 (PDFファイル: 12KB)

東京大学理事(人事労務担当)
里 見 朋 香 」

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東京大学では、大学の依って立つべき理念と目標を明らかにした「東京大学憲章」の前文で、『構成員の多様性が本質的に重要な意味をもつことを認識し、すべての構成員が国籍、性別、年齢、言語、宗教、政治上その他の意見、出身、財産、門地その他の地位、婚姻上の地位、家庭における地位、障害、疾患、経歴等の事由によって差別されることのないことを保障し、広く大学の活動に参画する機会をもつことができるように努める。』と明記しています。この東京大学憲章の下、東京大学は「東京大学ビジョン2020」を策定し、誰ひとり取り残すことのない、包摂的(インクルーシブ)でより良い社会をつくることに貢献するため、全学的に教育・研究に取り組んでまいりました。

東京大学の構成員である教職員には、東京大学憲章の下で、それぞれの責任を自覚し、東京大学の目標の達成に努める責務があります。そのような中で、対象者により、ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)上で、「東大最年少准教授」の肩書きのもとに国籍・民族を理由とする差別的な投稿がなされたこと、また本学の元構成員、現構成員を根拠なく誹謗・中傷する投稿がなされたこと、それによって教職員としての遵守事項に違反し、ひいては東京大学の名誉又は信用を著しく傷つけたことは誠に遺憾です。このような行為は本学教職員として決して許されるものではなく、厳正な処分をいたしました。

東京大学としては、その社会的責任にかんがみ、今回の事態を厳粛に受け止めております。今後二度とこのような行為がおこらないよう、倫理規範を全教職員に徹底するとともに、教員採用手続や組織運営の在り方を再検証するなど、全学を挙げて再発防止に努めます。また、世界に開かれた大学として、本学の教職員・学生のみならず、本学に関わる全ての方々が、国籍や民族をはじめとするあらゆる個人の属性によって差別されることなく活躍できる環境の整備を、今後も進めていく所存です。」

www.u-tokyo.ac.jp

ツイッターに差別的な投稿 東大特任准教授を懲戒解雇処分
2020年1月15日 16時34分

東京大学は、ツイッターに差別的な投稿をしたなどとして、所属していた特任准教授を懲戒解雇の処分にしました。/ 懲戒解雇の処分を受けたのは、東京大学大学院情報学環の大澤昇平特任准教授です。/ 東京大学によりますと大澤特任准教授はツイッターで、去年11月以降に自分が経営する会社では「中国人は採用しない」という趣旨の差別的な投稿をしたほか、ほかの教員を根拠なくひぼう中傷する投稿をするなど、東京大学の名誉や信用を著しく傷つけたなどとしています。/ 人工知能の研究者として知られる大澤特任准教授は、平成29年に東京大学の特任助教として採用されたあと、去年4月に特任准教授になり、ツイッターのプロフィールに「東大最年少准教授」と記してさまざまな投稿をしていました。/ 東京大学は「誠に遺憾で、厳正な処分をしました。倫理規範を徹底するとともに、教員採用手続きや組織運営の在り方を検証し、再発防止に努めます」などとしています。/ 大澤特任准教授はツイッターに「処分は不当だ。日本のAI技術の発展を軽んじ、アジア諸国の多様性を重んじた東大の対応は明らかに間違っている」と投稿しました。

www3.nhk.or.jp

 

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