【2021/3/26】在日コリアン殺害ほのめかすヘイト脅迫文書、また川崎の施設に 「虐殺」年賀状で被害

川崎市の罰則付きヘイトスピーチ禁止条例まとめに戻る

【2020/1/6】川崎市ふれあい館に虐殺宣言の年賀状【閲覧厳重注意】
【2020/2/13】川崎市ふれあい館に虐殺宣言の年賀状が送られて以降、脅迫が相次ぐ 以降の状況です。

 

※ 記録のためにヘイトスピーチを含むテキストや写真を掲載しています。閲覧の際はご注意ください。

 

2021/3/26

在日コリアン殺害ほのめかすヘイト脅迫文書、また川崎の施設に 「虐殺」年賀状で被害
川崎市にある多文化交流施設に在日コリアンの殺害をほのめかす脅迫文書が届いていたことが分かった。3月26日、施設関係者と弁護団が会見で明らかにした。文書は、「日本人ヘイトを許さない会」を名乗るもの。館長宛であったことから、同日付で神奈川県警川崎臨港署に脅迫罪で刑事告訴し、受理されたという。弁護団は「ヘイトクライム」であると強く批判している。この施設には2020年にも、在日コリアンの「虐殺を宣言」する年賀状が送りつけられ、送り主だった川崎市の元職員の男(70)が威力業務妨害の罪で懲役1年の実刑判決を受け、確定している。(*この記事には差別的な文言が直接、含まれます。閲覧にはご注意ください)【BuzzFeed Japan/籏智 広太】

f:id:odd_hatch:20210326212217p:plain

川崎市ふれあい館」に、封筒が送付されていたのは3月18日のこと。/ 同館の館長に宛てたもので、消印は3月15日付、東京都足立区内のものだった。文書が印字された、四つ折りのA4用紙が入っていた。/ 実在しないとみられる「日本人ヘイトを許さない会」を名乗り、同じ姓の男女とみられる2人の名前が記されていた。内容は、以下のようなものだ。/「朝鮮人豚ども根絶やし最大の天罰が下るのを願ってるコロナ入り残りカスでも食ってろ自ら死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね殺ろ」/ 「死ね」という単語は14回にわたり記され、最後には殺意をほのめかす「殺ろ」という言葉がある。/ そのほか、「祖国に帰れ」「日本から出ていけ」などというヘイトスピーチや、在日コリアンに対する複数の差別・侮蔑表現が多く羅列されていた。/ また、開封済みの菓子の空き袋(「鉄+コラーゲン」と記されたもの)が同封されていた。/ 手紙には「コロナ入り残りカス」と記されていたことから、実際にウイルスが付着しているか、警察側が調べるという。」

news.yahoo.co.jp

 

在日外国人交流施設に差別的文書 脅迫容疑で告訴 川崎

今月、川崎市にある交流施設に在日コリアンへの差別的な内容などが書かれた文書が届き、施設は26日、警察に告訴しました。/ これは26日、川崎市にある在日外国人との交流施設「川崎市ふれあい館」の崔江以子館長などが記者会見で明らかにしました。/ それによりますと、今月18日、在日コリアンへの差別的な内容と「死ね」などと書かれた文書が入った封筒が館長宛てに届きました。/ 封筒には菓子の空き袋も入れられ「コロナ入り残りカスでも食ってろ」などと記されていたということです。/ 本名かわからない差出人の名前が記載されていたということで、施設は26日、脅迫の疑いで警察に告訴しました。/ 「川崎市ふれあい館」の崔館長は「怖い思いをするからと黙っているわけにはいかないので、しっかりと対応していきます」と話していました。/ この施設には、去年1月にも在日コリアンを脅迫するような内容の年賀はがきが送られています。

www3.nhk.or.jp

 

普通に生きられない…在日コリアンに「コロナ入り食べてろ」卑劣文書 続く苦悩と恐怖

在日コリアンを攻撃する封書が多文化交流施設「川崎市ふれあい館」(川崎区)に届き、同館館長で在日コリアン3世の崔江以子チェカンイヂャさん(47)が26日、脅迫の疑いで、刑事告訴に踏み切った。16人の弁護団の1人、師岡康子弁護士は「在日コリアンへの強烈な蔑視、悪意に満ちている。具体的な加害の危険性もあり、大変に悪質だ」と会見で憤った。(安藤恭子
◆封筒「ぴんと来て」手袋着け開封
 崔さんは18日朝、ふれあい館に出勤し、自席に置かれた館長宛ての封筒を開いた。「嫌がらせの手紙」とぴんと来て手袋を着けたが、茶色いものが見えた。以前、別の手紙でゴキブリの死骸を同封されたことがある。「きゃっ」と悲鳴を上げて放り投げた。/ 別の職員の確認で、お菓子の空き袋と分かったのもつかの間、「コロナ入り残りカスでも食ってろ」との文書の中身に動転。「手紙にウイルスがついているかもしれない」と、職員と共に何度も手を洗った。
◆防刃チョッキ着て外出
 それ以来、防刃チョッキを着て外出している。崔さんは「こんなひどいことをされ、普通には生きられない。辛いです、苦しいです、怖いです。こう言ってまた、闘わないといけない」と苦悩もにじませた。/ ふれあい館を巡っては昨年も卑劣なはがきが届いた。崔さんへの脅迫電話、ネット上のヘイト書き込みも続いている。師岡弁護士は「この国にはヘイトクライム(差別的動機による犯罪)を処罰する法律がない。国はヘイトクライムの実態を調査し、対策に踏み切るべきだ。沈黙は共犯に当たる。国が動かない限り、差別と暴力は止まらない」と訴えた。」

www.tokyo-np.co.jp