2018/10/18
葛西健さん=WHO西太平洋地域事務局長に選ばれた
葛西健(かさい・たけし)さん(53)
東アジアから南太平洋の島しょ国まで、37の国と地域を管轄する世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局トップに今月選ばれた。「国境を越えてウイルスが猛威を振るう地域。先手の感染症対策がこれまで以上に重要だ」と気を引き締める。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000356467.pdf
https://www.jcie.or.jp/japan/wp/wp-content/uploads/2020/04/0b8eaa6554e0c3c4e9289ed18f8394df.pdf
2022/1/28
WHO職員、葛西・地域事務局長を告発…「人種差別的な発言」「機密情報を漏えい」
2022/01/28 19:11
【ハノイ=安田信介】世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(フィリピン・マニラ)の葛西健事務局長が人種差別的な発言や非倫理的な行為を行ったとして、職員らから告発されていたことが分かった。AP通信が27日に報じた。葛西氏は否定している。/ 告発では、葛西氏が会議中にフィリピンなどの職員に人種差別的な発言をしたり、新型コロナウイルスワクチンについての機密情報を日本政府に漏らしたりしたなどと指摘されている。/ 葛西氏は事務局を通じて出した声明で、「職員に厳しく接してきたのは事実だが、特定の国籍の職員をターゲットにしたことはない。機密情報を漏らしたとの非難にも異議がある」と反論した。/ WHO本部(スイス・ジュネーブ)は告発を把握しており、適切に対応するという。
葛西氏は旧厚生省出身で、2019年2月から現職。
2022/1/30
WHO、日本人幹部を調査 「人種差別発言」の告発で
2022年01月30日05時56分
【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日の執行理事会で、西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が職員に人種差別的な発言を行ったり、ワクチンに関する情報を日本政府に漏えいしたりしたと内部告発を受けた問題について、「調査を行っている」と明らかにした。
テドロス氏は、まだ話せることは限られているとしたものの、告発を「深刻に受け止めている」と語った。/ AP通信によると、フィリピン・マニラにある西太平洋地域事務局の複数の元・現職員が、匿名で葛西氏を告発。葛西氏が特定の国籍の職員に「人種差別的・侮辱的発言」を行ったほか、取り扱いに注意が必要なワクチンの情報を、日本政府に渡したなどと糾弾しているという。葛西氏は告発内容を否定している。
2022/2/1
WHOの日本人幹部に人種差別と不正疑惑、米英人などの部下が内部告発
U.S., U.K. Criticize WHO For Not Reporting Alleged Racism, Abuse from Top Official
2022年2月1日(火)17時36分
<国際機関で高い地位にある日本人が、部下たちから人種差別と不正行為で内部告発を受けた。本人は否定しているが、AP通信は証拠の音声テープを持っているという>
WHO(世界保健機関)のある日本人幹部が、人種差別と不正行為で告発された問題で、アメリカとイギリスがWHOに、さらなる説明責任を果たすよう求めている。/ この問題は、WHO西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が、同事務局で「組織的ないじめと人前でのあざけり」が横行する文化をつくり出したとして、内部告発を受けたものだ。AP通信によれば、アメリカとイギリスの2人の代表者はこの疑惑について、WHOの対応が不十分だと非難した。/ アメリカの代表者は、今回の告発は「WHOの基本的価値観と、WHOと世界各地の地域事務局が行っている、人命を救うというきわめて重要な使命を損なうものだ」と批判。イギリスの代表者は、この問題の調査について「報道で知ることになったのは遺憾だ」と述べ、情報伝達がきちんと行われていなかったと述べた。/ ジャパン・タイムズ紙は、葛西が行ったとされる行為はWHOで「受け入れられないもの」だという、疑惑発覚当時のサイモン・マンリー英国常駐代表の言葉を報じた。/ 「WHOにおいても、我々と提携関係にあるいかなる組織においても、人種差別や差別は決して受け入れられない」とマンリーは述べた。「WHOに対しては、全ての不正の疑惑について徹底的な調査を行い、被害を受けた人々に支援を提供することを期待する。これらの報告に対するWHOの対応を注意深く監視し、引き続き最も高い倫理基準を求めていくつもりだ」
AP通信は「会話の録音を入手」
WHOは、内部告発についての調査はきちんと行っていると主張している。WHOのテドロス・アダノム事務局長は最近の理事会で調査が進行中であることを認め、「我々はこれらの疑惑を深刻に受け止めており、緊急性をもって行動している」と述べた。/ 葛西については、WHO西太平洋地域事務局の30人を超える職員が「人種差別的で、非倫理的で、虐待的な言動がある」として内部告白を行い、AP通信にメールを送った。AP通信は、葛西が異なる国籍の職員たちについて、軽蔑するような発言を行っている会話の録音も入手している。/ 葛西本人は告発の内容を否定しており、ジャパン・タイムズによれば、彼はWHOの当局者に宛ててメールを送っている。/ このメールの中で彼は、「WHO西太平洋地域事務所における、私の管理手法や労働文化に対して疑問が呈されたことを、とても深刻に受け止めている」と述べ、さらにこう続けている。「私は自分自身にも職員にも、多くを求めている。特に新型コロナの問題への対応については、そうしてきた。ただその結果、職員が敬意を欠く扱いを受けたと感じることがあってはならない。今回の問題については厳粛に受け止めており、今後は我々の地域で働く全てのWHO職員のために、職場環境の改善を行っていく考えだ」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/02/who-127.php
2022/8/31
葛西氏、無期限停職と報道 WHO西太平洋地域トップ
【ジュネーブ共同】AP通信は30日、人種差別的な発言や非倫理的な行動があったと内部告発を受けていた世界保健機関(WHO)の葛西健・西太平洋地域事務局長が、無期限の停職処分を受けていると報じた。/ APによると、テドロスWHO事務局長は26日、マニラにある西太平洋地域事務局の職員宛てのメールで葛西氏について「休暇中」とだけ言及。業務が円滑に遂行されるよう、30日にもヤカブWHO副事務局長がマニラ入りするという。/ WHOは共同通信に対し、葛西氏は休暇中だとして「不在中は、副事務局長が西太平洋地域の職務継続を担う」と説明した。
WHO葛西氏が休職 人種差別発言の疑惑で内部調査中
WHO=世界保健機関は、日本を含めた東アジアや太平洋地域を管轄する地域事務局でトップを務める葛西健事務局長が休職となったと明らかにしました。/ 葛西氏を巡っては、人種差別的な発言をしたとして内部調査が行われていて関係者は、「休職は公正な調査のためのものだ」としています。/ WHOは30日、日本を含めた東アジアや太平洋地域を管轄する西太平洋地域事務局でトップを務める葛西健事務局長が休職となったと明らかにしました。/ 休職の理由や期間については明らかにされていませんが、WHOは葛西氏に代わって本部のヤカブ事務局次長が、職務を代行するとしています。/ 葛西氏は、感染症対策が専門で2019年から事務局長をつとめ新型コロナウイルスの対策で指揮を執ってきましたが、一部の職員から人種差別的な発言をしたとする批判を受けて、WHOが内部調査を進めていました。/ WHO西太平洋地域事務局の関係者はNHKの取材に対し、「休職は、葛西氏の影響力を排除して公正な調査を進めるためのもので、何らかの結論が出たわけではない」としています。/ 葛西氏は、ことし2月に声明を発表し「特定の文化や国に対する人種差別を行ったという批判は否定する」として調査には全面的に協力する意向を示していました。
2022/10/27
WHO葛西氏の任務代行 人種差別発言の内部告発で
【マニラ共同】世界保健機関(WHO)の葛西健・西太平洋地域事務局長に人種差別的な発言などがあったとする内部告発を受け、フィリピン・マニラにある同地域事務局の参加国は25日に特別会合を開き、ヤカブWHO副事務局長が当面、葛西氏の任務を代行すべきだとの結論に達した。WHOが26日明らかにした。/ 会合でテドロス事務局長は告発の調査状況について説明、同地域事務局トップの任務代行を続けるようヤカブ氏に要請したという。/ 葛西氏が人種差別的な発言や出身国を理由にした攻撃的な発言を行っていたとの内部告発は、AP通信が1月に報道し、WHOが調査に乗り出していた。
「差別発言」でWHO日本人職員が停職 自民議員らが送った「嘆願書」
今月初旬、日本から1通の書簡が世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に送られた。WHOに勤務する日本人幹部に下された「処分」について、公正な手続きを求める内容で、差出人は歴代の厚生労働相経験者らだ。「嘆願書」のような書簡の背景には、テドロス氏らWHO内の複雑な思惑が見え隠れする。【神足俊輔】/ 「私たちは、WHO西太平洋地域事務局長の葛西健先生に対する疑惑に対するWHOの対応について懸念を共有するために、この連名で書簡を送ります」/ 書簡は、慎重かつ丁寧な書きぶりで始まる。葛西氏は、今年1月に人種差別的な発言をしたとする内部告発があり、調査の結果、8月から停職処分を受けた人物だ。発言の内容は明らかにされていない。書簡にある「私たち」とは、差出人である、田村憲久氏や塩崎恭久氏、根本匠氏といった歴代の厚労相を含む自民党の国会議員ら8人を指す。
2023/3/8
WHO、葛西氏を解任 人種差別発言で内部告発
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は8日、職員らへの人種差別的な発言などがあったとして内部告発された葛西健・西太平洋地域事務局長を解任したと発表した。詳細を明らかにしていないが、調査の結果「不適切な行為が見つかった」としている。/ 内部告発はAP通信が昨年1月に報じた。会議などで葛西氏から人種差別的な発言や出身国を理由にした攻撃的な発言があり、多くの職員の離職を招いたと訴えたという。/ 葛西氏は昨年2月、共同通信に対し「部下に厳しく接したことは事実だが、特定の国籍の人を攻撃していたとの指摘は受け入れられない」と反論していた。
WHO 葛西健事務局長を解任 不適切行為で
2023年3月9日 4時39分
WHO=世界保健機関は東アジアなどを管轄する地域事務局でトップを務める葛西健事務局長について、不適切な行為があったとして解任したと発表しました。
解任が発表されたのは、日本を含む東アジアや太平洋地域を管轄するWHOの西太平洋地域事務局の葛西健事務局長です。/ 葛西氏は感染症対策が専門で2019年から地域事務局の事務局長をつとめ新型コロナウイルスの対策で指揮を執ってきましたが、人種差別的な発言をしたとする一部の職員からの批判を受けて、WHOは去年、葛西氏を休職扱いとした上で内部調査を進めていました。/ WHOは8日に発表した声明で「調査の結果、不適切な行為があったことがわかった。結果を慎重に検討し、地域委員会や理事会での協議の結果、事務局長を解任した」としています。/ 地域事務局の関係者によりますと、事務局のあるフィリピンで先週、地域委員会が開かれ、調査の結果が報告されるとともに葛西氏の処遇が協議され、25の国と地域による採決の結果、賛成13、反対11、棄権1となり、解任が議決されたということです。/ この結果を受けて、本部のジュネーブでの理事会で最終的な決定が行われたということです。/ 葛西氏はこれまで発表した声明で「特定の文化や国に対する人種差別を行ったという批判は否定する」としていました。
この件人種差別発言etc, &捜査中のため詳細公開されてないけどWHO前代未聞の不祥事になってるのにカルトジミン島内は静か🤔?
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
2022年1月AP通信、葛西健氏の人種差別発言etc(人種差別/侮蔑的言動、独裁的、ワクチンWHO内部情報をジミン政府と不適切共有etc,)内部告発報道 → https://t.co/0DfSkNfk7s https://t.co/uWaedSLNWn
【@AP : Jan 28, 2022】AP通信は、葛西氏が職員に国籍にもとづく侮蔑発言した会議の録音入手、葛西氏の下にいた11人の元WHO職員/現職員は、葛西氏は頻繁に人種差別的発言... 匿名スタッフはメールで、カサイの独裁的スタイルにより過去1年半で55人以上の主要スタッフ離職 → https://t.co/0DfSkNfk7s
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
... コロナウィルスの会議中にフィリピン人スタッフに対し、"太平洋地域でこれまで何人殺し、さらに何人殺したいと思っているんだ ""彼女はフィリピン人だからうまいプレゼンテーションできないのか? "会議に同席していた複数のWHO職員は葛西氏が→https://t.co/0DfSkNfk7s
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
中国、フィリピン、マレーシアなどの国の人々を否定する夥しい数の人種差別的発言をしたという。嫌がらせを受けた職員は時には涙を流していた...
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
葛西氏は一部の国でCOVID感染数が増加していることについて、"劣った文化・人種・社会経済レベルによる能力不足"と非難...https://t.co/0DfSkNfk7s
【@AP : Aug 30, 2022】2022年8月葛西健氏WHO停職 →https://t.co/NmCfITqkPn
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
【@mainichi : Oct 28, 2022】ジミン厚労大臣副大臣経験者らWHOに嘆願書送付、"... 私たちはこの疑惑について直接知っているわけではないので特にコメントしません。しかし、葛西先生を長年知っている私たちにとって、これらの疑惑は真実から遠く離れたものでしかありません"https://t.co/ktaBkronbL
— polarbear (@polarbear_2017) 2023年3月9日
葛西健氏のWHOの役職解任を伝えるVOAの報道。言葉が出ないほどひどい。1、30人以上の職員が極秘に訴え。2、太平洋諸国でのコロナの流行は文化的、人種的、社会的、経済的に劣っているからと発言。3、政治的な得点を稼ぐため、コロナワクチンについての機密情報を日本に漏洩。https://t.co/wuuOp4LfwN
— 柴田優呼 / Yuko Shibata @アカデミック・ジャーナリズム (@yuko_shibata_) 2023年3月9日
4、自身についての調査妨害まで行った。管理職には自分に不利な文書の破棄を、ITスタッフには全職員のEメールの監視を命令。
— 柴田優呼 / Yuko Shibata @アカデミック・ジャーナリズム (@yuko_shibata_) 2023年3月9日
VOAは、解任自体前例がなく、ここまでひどい例も聞いたことがない、との関係者のコメントも挿入。日本の官僚出身者はそれほど、人権感覚も倫理観も欠如していたということか。
WHOに解雇された葛西氏の差別言動などの問題が詳しく書かれたNPRの去年1月の記事。
— サユリ🇺🇸Miami (@sayuri_t_h) 2023年3月10日
・フィリピン人のスタッフに会議の席で「太平洋で何人殺してこれからも何人殺すんだ」と罵倒
・多くのスタッフが涙するまで「とても有害な差別発言」で冒涜
↓
・「報復を恐れて」告発は匿名
— サユリ🇺🇸Miami (@sayuri_t_h) 2023年3月10日
・COVID被害の大きい国は「劣った文化、人種、社会経済レベルによる能力の欠如」と発言
・十分な教育を受けた人が少ないためCOVID対応が遅れたと発言
・告発後のミーティングで幹部に隠蔽と葛西に対する支持を強要
— サユリ🇺🇸Miami (@sayuri_t_h) 2023年3月10日
・中国政府を表向きに称賛しながら陰で批判していた
・武漢でウィルスが発見された直後の訪問時の内容を公開せず
・ワクチンに関する機密性の高い情報を日本政府に漏洩
— サユリ🇺🇸Miami (@sayuri_t_h) 2023年3月10日
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