【2022/12/1】#杉田水脈 総務政務官、今度はアイヌ民族や在日コリアンへの侮辱で批判殺到 → 12/26更迭 → 2023/9/19 杉田水脈議員の投稿「人権侵犯」認定

#杉田水脈 氏の失言・失策が(だいたい)わかる参考資料まとめ #自民党政治検証に戻る

【2022/10/20】中傷ツイートに「いいね」 #杉田水脈 衆院議員に賠償命令、東京高裁の続き

2022/11/1

女性蔑視、差別発言…杉田氏政務官起用に与野党疑問視 謝罪応じず説明も拒否
 2018年にLGBTなど性的少数者を「生産性がない」と表現するなど、差別的発言を繰り返した自民党杉田水脈総務政務官に対し、野党が追及を強めている。杉田氏は過去の言動について撤回や謝罪を求める野党の要求に応じず、経緯に関しては「答えは差し控える」などと説明拒否を連発。野党の辞任要求も否定する姿勢を示したが、与党からも政務三役への起用を疑問視する声が上がる。

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2022/12/1

杉田水脈政務官、過去の「差別まがい言動」がNHKで40分にわたり放送 「適材適所」で任命した岸田首相にも批判が

 11月30日の参院予算委員会で、立憲民主党塩村文夏氏が、杉田水脈総務政務官衆院議員)の過去の言動について質す場面があった。参院予算委員会NHKで生中継され、岸田文雄首相が出席するなか、約40分にわたって、杉田氏のこれまでの「ヘイトスピーチ」まがいの言動に焦点が当たることとなった。

 以下、塩村氏が上げた杉田氏の過去の言動と、杉田氏の答弁を列挙してみよう。

・2022年10月20日、性暴力被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織さんに対して、社会通念上、許される限度を超えた侮辱をおこなったとして、東京高裁が杉田氏に55万円の損害賠償の支払いを命じた。伊藤さんに対して浴びせられていた「枕営業の失敗」「コネを作ろうとホテルに行ったのに、うまくいかなかったとわかると虚言を吐き始めた」などの誹謗中傷に、杉田氏が自身のTwitterで「いいね」を大量に押していた。

 杉田氏
「11月2日に最高裁判所に対して上告等の申し立てをおこなったところでございます」

・伊藤詩織さんを取り上げた英国BBCの番組(2018年6月)のインタビューで、「彼女の場合は明らかに女としての落ち度があった」と発言。2020年の自民党内の会議で、内閣府が性暴力被害者のためのワンストップ支援センターを全国で増設する方針を説明したのに対して、「女性はいくらでも嘘をつけますから」と、性暴力被害の虚偽申告があるような発言をした。

 杉田氏
「性暴力被害者に対して申し上げたことではまったくございません。『女性はいくらでも嘘をつけますから』という発言に、女性を蔑視する意図もまったくございませんでした」
BBCのインタビューを受けたのはいまから4年前でありまして、当時は刑事裁判におきまして不起訴、検察(審査会の議決)のほうも不起訴相当となっておりまして、当時は性暴力というのはございませんので、性暴力被害者というのも存在しないと思っております」
「一般論として申し上げますと、それぞれのケースによってどちらに落ち度があるということは申し上げられないというふうに思っております」

・2014年10月15日、内閣委員会で「女性差別というものは存在しない」と発言。

 杉田氏
「私も国連などの女性差別撤廃委員会など、いろいろな経験をしております。私が申しあげたかったのは『命に関わるひどい女性差別は存在しない』という趣旨でございます」

・2014年10月31日の本会議で「女性が輝けなくなったのは冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因している。男女平等は絶対に実現しない、反道徳の妄想なのだ。男女共同参画基本法という悪法を禁止し、それに関わる役職・部署を全廃することが、女性が輝く日本を取り戻す第一歩だ」と発言。

 杉田氏
「当時、現在とは異なる政党(杉田氏はもともと旧日本維新の会所属で、当時は次世代の党)に所属しておりまして、私がその党を代表して、内閣提出の法案について質問した際に発言したものでございます。現在は政府の一員として内閣の方針に従って、性別を問わず暮らしやすい社会の実現のために尽力してまいりたいと思っております」

・2016年、保育所の待機児童問題などに関して、産経新聞社のニュースサイトの自身のコラムで、「子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを21世紀の日本で実践しようとしているわけです」「旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつあります。その活動の温床になっているのが日本であり、彼らの一番のターゲットが日本なのです」と投稿。

 杉田氏
「一般論として保育園の数には限りがあり、受け入れられる子供の数にも限りがあるので、各地方公共団体に入所選考基準がある、と述べた一環でございます。この寄稿において、日本の保育事業とコミンテルンを結びつけて言及したことにつきましては、事実として確認できることではないと思いますので、撤回させていただきたいと思います。今後の対応については検討させていただきたいと思います」

・かつて猛批判を浴び、雑誌の廃刊につながった『新潮45』2018年8月号の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という寄稿とは別に、『新潮45』2016年11月号に、「『LGBT』支援なんかいらない」というタイトルで寄稿。「国や自治体が少子化対策子育て支援に予算をつけるのは、『生産性』を重視しているからです。生産性のあるものとないものを同列に扱うのは無理があります」「このままいくと日本は『被害者(弱者)ビジネス』に骨の髄までしゃぶられてしまいます」と主張。

 杉田氏
「つたない表現によって結果として不快と感じたり、傷つかれたかたがいることは重く受け止めています。すでに多様性を尊重するのは当然と認識していること、当事者の方々の人権を否定するつもりも偏見をもって差別する意図もないこと、LGBTの方々への理解増進はもとより、差別やいじめのない社会に向けて努力してまいることなどの見解を当時から表明しておりまして、現在もいま申し上げた通りの認識であります。

(骨の髄までしゃぶられると主張したことについては)物事の順序に、自助・公助・共助という形でしっかりやっていきたい、という思いも書いたときにはあったと思います。補助金などを執行するときには、有効に活用していただきたいという思いで書かせていただきました。

(謝罪・撤回については)4年前の寄稿でございます。つたない表現を使ったことは反省しております。ただ、差別する意図はまったく無かったことも当時から申し上げているとおりでございます」(※編集部注・塩村氏は2016年の寄稿について質しているが、杉田氏は2018年の寄稿について答弁した模様)

・2016年、スイスのジュネーブで開催され、杉田氏自身も出席した国連女性差別撤廃委員会で、参加したアイヌ民族在日コリアンの女性について、自身のブログで「国連の会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「とにかく、同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなるくらい気持ち悪く、国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした。とにかく、左翼の気持ち悪さ、恐ろしさを再確認した今回のジュネーブでした。ハッキリ言います。彼らは、存在だけで日本国の恥晒しです」と主張。自身のTwitterで拡散。

 杉田氏
「はい。事実ではございます。ただ、このとき私はまだ国会議員ではなく一般人でございました。そして先ほど(塩村)委員が読み上げなかった部分にですね。100人ぐらいの方々がズラッと私を取り囲んで、至近距離で罵声を浴びせたわけです。当時、一般人だった私がこのような感想を持つのはしかたがなかったと思っています」

 以上が、参院予算委員会で取り上げられた杉田氏の言動だ。「コミンテルン」発言だけは撤回したものの、そのほかの発言に関して、撤回・謝罪はなかった。

 塩村氏の質問の冒頭、杉田氏を総務政務官に任命した責任について問われた岸田首相は、こう答弁した。

任命責任については、この人事は適材適所ということであります。総務大臣政務官であるならば、行政管理・行政評価・統計・恩給、こうした仕事に関わってもらう。そうした職務を果たす能力をもっているかどうか、こうした観点から人事をおこなったということであります」

 塩村氏は杉田氏への質問の最後で、杉田氏の人権感覚に疑問を呈したうえで、岸田首相に更迭を求めたが。岸田首相はこう答弁し、更迭を拒否した。

「岸田内閣の方針については多様性を認め、包摂性のある社会を目指さなければいけない。この方針はこれからも変わりません。内閣の一員である以上、この方針に従ってもらわなければならない。内閣の一員になる以前の言動については、政治家自身が責任をもって、政治の信頼のために説明責任を果たし、適切に対応をしてもらわなければならないと思っております」

 NHKで生中継されるなか、杉田氏の過去の言動に焦点が当たった反響は大きく、SNSではこんな声が上がっている。

SNSでは有名だがNHKでこれ程取り上げたのは初めて。多くの人は知らないことが明らかになる》

NHK中継がない最近の総務委員会等では人権問題に関して質疑者に対して半笑いで馬鹿にするかのような態度で答弁してた 今日、テレビが入ると流石に神妙な顔をしてたけど、答弁内容は相変わらずだし、態度を変えるのもいかがなものかと》

 岸田首相が杉田氏の総務政務官での起用を「適材適所」として、更迭を否定したことにも批判の声が上がった。

《人権を蹂躙する人間を「適材適所」とするのが岸田首相です》

杉田水脈政務官は「適材適所」だと答弁した岸田首相。国会で頻繁に悪用される逃げ口上だが、こんな使い方は紛れもない“日本語の破壊”である》

《これほどまでの人物を、適材適所として政務官にするとは、岸田首相の認識がいかにおかしいかも同時に理解しました》

《適材適所だという岸田首相にはほとほと呆れ果てた》

 杉田氏の過去のどの言動を見て、岸田首相は「適材適所」だと思ったのか。

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【”LGBTは生産性がない“】「過去の配慮欠いた表現を反省」杉田水脈政務官が国会で謝罪し発言撤回

LGBTは生産性がない」などの過去の発言が問題となっていた杉田水脈総務政務官は国会で謝罪し、発言を撤回しました。/ 杉田水脈総務政務官「私の過去の発言などに対する厳しいご指摘ご批判について重く受け止めております。過去の配慮を欠いた表現、そういったことを反省するとともに、傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」/ 杉田政務官はこれまで、LGBTなど性的少数者に「生産性がない」などと発言し多様性を無視していると批判を浴びていました。/ また、チマ・チョゴリアイヌの民族衣装についての発言をめぐっては野党が「ヘイトスピーチにあたる」などととして謝罪と撤回を求めていました。/ 杉田氏はこれまで応じてきませんでしたが、松本総務大臣が、謝罪し撤回するよう指示していました。

岸田総理/参院予算委 2日午後1時ごろ

岸田総理大臣は、「政府の一員になった以上は政府の方針に従って職務に専念してもらわなければならない」と述べ、改めて更迭を否定しました。

news.yahoo.co.jp

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2022/12/1

杉田水脈政務官LGBT生産性ない」発言 総務相が謝罪・撤回指示
 松本剛明総務相は2日の記者会見で、杉田水脈政務官が過去にLGBTなどの性的少数者を「生産性がない」と表現したことなどについて、杉田氏に対し謝罪し撤回するよう指示したと明らかにした。/ 松本氏は「内閣の方針に鑑み、傷つかれた方々に謝罪し、表現を取り消すように言った」と述べた。このタイミングでの要請になったことには、「国会で杉田氏のこれまでの表現について議論が長引いており、本人は拙い表現により傷つかれた方がいることを重く受け止めて反省していることから指示した」と説明した。「内閣の一員としての自覚を改めて持っていただいたと受けとめている。私も必要に応じて指導したい」とも述べた。/ 松本氏が撤回を求めたのは、杉田氏が2016年の国連女性差別撤廃委員会に出席した際、「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」と記した自身のブログへの投稿と、18年に月刊誌「新潮45」への寄稿で、LGBTなどの性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」とした記述。/ 杉田氏は性暴力被害者の相談事業を巡って「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言するなど、他の発言についても問題が指摘されている。松本氏は2件について撤回、謝罪を指示したことについて「(チマ・チョゴリなどに関する投稿は)民族の誇りに関わることだ。LGBTについても本人が認めているように拙い表現であることは間違いない」と述べた。/ 杉田氏は11月30日の参院予算委員会でも、16年に産経新聞のニュースサイトに、保育所増設や夫婦別姓などを求める動きをコミンテルン共産主義政党の国際組織)が日本の家族を崩壊させようと仕掛けたものとの趣旨の寄稿をしたことについて、「事実が確認できない」として発言を撤回している。【日下部元美】

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首相、杉田政務官の更迭拒否 「能力持った人物」と反論
2022/12/02
 岸田文雄首相は2日の参院予算委員会で、性的少数者アイヌ民族を巡る過去の表現を撤回した杉田水脈総務政務官の更迭を拒否した。政務官として不適格と追及した野党に「能力を持った人物」などと反論した。杉田氏は、他の言動も「精査する」と述べ、さらなる謝罪や撤回の可能性を示唆した。/ 社民党福島瑞穂氏は杉田氏の発言を「ヘイトスピーチ」と批判し「内閣の一員としてふさわしくない。更迭すべきではないか」と要求。首相は「職責を果たすだけの能力を持った人物と判断した。政府の方針に従って職務に専念してもらう」と述べた。

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「LGBTQ生産性ない」発言 杉田水脈氏が撤回、謝罪
 杉田水脈総務政務官は2日の参院予算委員会で、自身が過去にLGBTQなどの性的少数者を「生産性がない」と表現したことなどについて、「傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消す」と述べた。差別的表現だと指摘された他の発言についても、撤回するか精査する意向を示した。/ 杉田氏が謝罪、撤回したのは自身の二つの文章。一つは2018年に月刊誌「新潮45」への寄稿で、LGBTQなどの性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」と記述。もう一つは16年の国連女性差別撤廃委員会に出席した際、「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと自身のブログに投稿していた。/ この問題を巡っては、松本剛明総務相が2日の記者会見で、杉田氏に対して、謝罪と撤回をするよう指示したことを明らかにしていた。【小田中大】

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2022/12/6

民族衣装やゆしたブログ削除「配慮欠いた表現」杉田総務政務官

杉田総務政務官は、民族衣装をやゆするなどした6年前のブログの記事について「配慮を欠いた表現を反省している」としたうえで、すでに削除したことを明らかにしました。/ 杉田総務政務官は、平成28年、みずからのブログに、国連の会議に参加した時のことについて「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと掲載し、先週2日の参議院予算委員会で謝罪し、撤回しました。/ 杉田政務官は6日の衆議院総務委員会で「過去の私の発言などに関する厳しい指摘について非常に重く受け止め、配慮を欠いた表現を反省している。ブログの記事はすでに削除した」と説明しました。/ また、杉田政務官は同じ時期に、待機児童問題をめぐって、インターネットのニュースサイトに「旧ソ連崩壊後、コミンテルンは息を吹き返しつつある。子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという失敗したモデルを日本で実践しようとしている」などと投稿しました。/ これについても「記事をウェブに掲載する会社に対して、削除を依頼した」と述べました。/ そして「ほかの過去の発言についても、傷ついている方々がいる可能性があるものや、明らかに内閣の方針に反しているものなどはできるだけしっかりと精査を行い、適切に対応していきたい」と述べました。

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2022/12/9

杉田水脈氏の罷免を」アイヌ団体が意見書 官房長官「内容を精査」
 松野博一官房長官は9日の記者会見で、アイヌの市民団体「アイヌ政策検討市民会議」が自民党杉田水脈総務政務官の罷免を求める意見書を岸田文雄首相ら宛てに送付したことについて「関係省庁に届いており、その内容を精査している。(杉田氏は)今後も自身の発言については必要に応じてしっかりと説明していくことが重要だ」と述べた。罷免の必要性については「個別の人事に関するコメントは差し控える」と述べるにとどめた。/ 杉田氏は2016年、国連女性差別撤廃委員会に出席した際「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと自身のブログに投稿。杉田氏は2日の参院予算委員会で、謝罪し撤回した。【村尾哲】

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2022/12/26

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杉田政務官も更迭へ 差別的言動、度々問題に
 26日、更迭が固まった杉田水脈総務政務官(比例中国)は8月の就任後、過去の差別的な言動が度々国会で問題視された。野党の謝罪要求を拒否し続けたが12月、松本剛明総務相の指示に応じて一転、撤回に応じるなどちぐはぐな対応が目立った。/ 杉田氏は2018年7月発売の月刊誌で、LGBTなど性的少数者を「生産性がない」と表現した。今年10月の衆院委員会で「拙い表現」と認めつつ、差別意識はないと釈明。謝罪は必要ないとの考えをにじませた。/ 性暴力被害を公表したジャーナリストを中傷するツイッター投稿に18年6~7月に「いいね」を押したことなども問われた。

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2022/12/27

杉田政務官が辞表「年末の節目」 総務相「本人が決断」

 松本剛明総務相は27日、総務省内で記者団の取材に応じ、性的少数者を巡る過去の不適切な表現が批判された杉田水脈総務政務官衆院比例中国)が辞表を提出したと明らかにした。8月の就任後、過去の差別的な言動が波紋を広げ資質が問題視されていた。/ 松本氏は「政府の一員として迷惑をかけてはいけないと考え、判断したという報告だった。本人の決断を受け止めた」と述べた。/杉田氏は省内で記者団に「2022年度第2次補正予算が成立し、年末の節目というタイミングで辞表を提出した」と話した。/ 岸田文雄首相は、後任に総務官僚出身の長谷川淳二衆院議員を起用する方針を固めた。

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杉田氏、さらなる発言撤回を否定
 辞表を提出した杉田水脈総務政務官は27日、性的少数者アイヌ民族を巡る発言以外は撤回しない考えを示した。「真意がなかなか理解されないことがあったが、差別をしているわけではない」と釈明した。

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杉田水脈氏は「大変発信力のある方で…」総務相、問題発言さらに調査
 松本剛明総務相は27日の閣議後の記者会見で、相次ぐ差別発言が問題となり交代が調整されている杉田水脈(みお)総務政務官について、「人事についてコメントは差し控えたい」と述べた。そのうえで、「大変発信力のある方で、これまでも多くの発信をされてきているので、順次、精査している」と問題発言についてさらに調査していることを明らかにした。/ 杉田氏は2014年の衆院本会議で「男女平等は絶対に実現しえない、反道徳の妄想だ」、同年の国会質問では「女性差別は存在していない」などと発言した。過去にも月刊誌への寄稿やブログで「LGBTには生産性がない」「チマ・チョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などと書いており、野党や性的少数者らでつくる団体などが更迭を要求していた。/ 松本氏は2日に発言の撤回と謝罪を指示し、杉田氏は同日の参院予算委員会で、「内閣の一員としてそれ(総務相の指示)に従い、傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消す」と述べた。だが、差別発言かどうかを問われると、「しっかり精査して対応したい」とだけ述べていた。/ 松本氏は27日の会見で、「いま精査しているものについては、本人の真意がうまく伝わっていないものもあれば、表現そのものについて本人も課題があると思うものもある。意見交換しながら、引き続き精力的に精査していかなければいけない」と説明した。

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「発言を応援してくれる支援者もいる」 杉田水脈氏の一問一答
 性的少数者や民族衣装などを巡る差別的な表現が問題視されていた杉田水脈総務政務官(55)が27日、松本剛明総務相に辞職願を提出した。辞職願提出後の記者団との一問一答は次の通り。

 ――このタイミングで辞職願を提出した理由は。

 ◆先の国会で、私の過去の発言、拙い表現にいろいろ厳しいご指摘があり、それを重く受け止めて反省し、一部は取り消したが、さまざまな発言を精査する中で、やはり私の真意を分かっていただきたいという思いがある一方、その真意がなかなか伝わらないのではないかということもあった。私自身、信念を持ってやってきたので、信念を貫きたいと思う一方で、内閣の一員として迷惑をかけるわけにはいかないという思いもあり、総合的に判断して、年末の節目ということでこのタイミングで辞表を提出した。

 ――信念を貫くために辞職願を提出したのか。

 ◆国会でも、私の発言の追及でずいぶんと時間をとってしまったこともあり、これ以上、迷惑をかけるわけにはいかないと思った。また、この間、岸田文雄首相と松本総務相にすごくしっかり支えていただいて、私からは感謝しかないが、これ以上、迷惑はかけられないと思った。

 ――謝罪、撤回した発言以外も精査したとのことだが、そういったものも含めて発言自体は、信念を持って発言したことであって問題ないという考えなのか。

 ◆そうだ。そういう発言を聞いて応援をしてくださっている支援者もたくさんいる。

 ――これ以上、謝罪、撤回することはないか。

 ◆はい。しっかりと皆さんに真意を理解していただければ(と思う)。何度も申し上げているが、差別はしていない。ただ、その真意が伝わりづらいということだ。

 ――過去の発言で性的少数者の団体などが抗議したが、対応はどう考えているのか。

 ◆何度も申し上げているように拙い表現によって傷つかれた方がいるのであれば、謝罪する。ただ、それ自身が差別ではないということはずっと申し上げている。国会の場で謝罪、撤回したので、それをもって今回の謝罪と撤回にさせていただいたということだ。

 ――松本総務相からどういった言葉があったか。

 ◆大臣、副大臣政務官が一緒に頑張っていこうとしていたところだったので、とても残念ですとお声がけをしていただいた。

 ――辞意を固めたのはいつか。

 ◆新年を迎えるにあたり、いろいろ考えていた。そんな中で、役所は明日が仕事納めになるので、今日このタイミングで、ということだ。

 ――今後の政治活動についてはどう考えているか。

 ◆私を支援してくださっている方々がいっぱいいるので、代議士として、その方々の代弁者として、しっかり政治家として頑張ってまいりたい。

 ――杉田氏の貫きたい信念とはどういったものか。

 ◆私自身は差別は絶対にあってはいけないと思っている。そんな中で、やはり正直者がばかを見るというような社会にはしたくないと思っている。やっぱり、一生懸命頑張っている人が報われる社会にしていきたい。

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2023/9/19

杉田水脈議員の投稿「人権侵犯」認定 札幌法務局、本人に啓発 ブログでアイヌ民族侮辱

 自民党杉田水脈衆院議員がブログなどでアイヌ民族を侮辱的に表現した問題について、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員側に人権尊重への理解を求める「啓発」を行ったことが19日、分かった。/ 法務局に人権救済の申し立てをしていた当事者らが明らかにした。

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2023/9/20

法務省、差別的投稿の杉田水脈議員を「啓発」 人権侵害申し立て受け
 自民党杉田水脈(みお)衆院議員が自身のブログで在日コリアンらに差別的な投稿をした問題で、法務省が人権尊重への理解を深めるよう、杉田氏に「啓発」をしていたことが関係者への取材でわかった。/ 杉田氏は2016年の国連会議をめぐり、参加者らの写真とともに、「チマ・チョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」と投稿した。国連会議にチマ・チョゴリを着て参加し、写真を投稿された在日コリアンの女性3人が今年2月、大阪法務局に人権侵害を申し立てた。/ 申し立てた府内在住の在日コリアンの女性(65)によると、13日に法務省の担当者から電話があり、「調査が終了し、杉田議員に啓発した」と説明されたという。10月以降、担当者による説明会が開かれる予定という。

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2023/9/22

法相、アイヌ差別「絶対ならぬ」 杉田衆院議員の人権侵犯で
 小泉龍司法相は22日の閣議後記者会見で、自民党杉田水脈衆院議員のアイヌ民族に関する投稿を巡って札幌法務局が人権侵犯を認定したことについて、一般論とした上で「アイヌの方々への差別は絶対あってはならない」と述べた。「関係者のプライバシーに関わる」とし、認定事実などに関する発言は控えた。/ 人権救済を申し立てた当事者らによると、認定は7日付。対象は、2016年にあった国際会議の参加者について「チマ・チョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と書き込んだ投稿など。札幌法務局は、杉田氏に今後発言に注意するよう「啓発」した。

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2023/10/18

杉田水脈議員の投稿を人権侵犯認定
 自民党杉田水脈衆院議員が「チマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」と投稿した問題で、大阪法務局が人権侵犯と認定したことが18日、申立人への取材で分かった。法務局は杉田氏に「啓発」を実施した。

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