【閲覧注意】記録のためにヘイトスピーチをそのまま引用しています。
2019/9/12
2023/12/1
市議がSNSで韓国を「乞食」と表現 議長がヘイトと判断、厳重注意
香川県観音寺市議会の岸上政憲市議(44)=自民新政会=が、自身のX(旧ツイッター)のアカウントで、韓国を「乞食(こじき)」、旧日本軍の慰安婦を「売春婦」と表現する投稿をしたとして、篠原和代議長(当時)が「ヘイトスピーチに当たる」と厳重注意したことがわかった。岸上市議は一部の投稿を削除した。/ 篠原元議長(11月30日付で議長辞職)によると、同僚議員から11月27日、岸上氏のXの投稿に関して「差別表現ではないか」と指摘があった。投稿を確認したところ、日韓の歴史認識をめぐる第三者の書き込みに反論する形で、「歴史を見ようともしない、乞食しか出来ることの無い集団を認めるほうが、可笑しい」、「売春婦という職業で、物凄い稼いでましたからね」などと記していたという。/ 篠原元議長は、前後の投稿内容を踏まえると、投稿は韓国を「乞食」、旧日本軍の慰安婦を「売春婦」と表現するもので、ヘイトスピーチにあたると判断。29日に全会派の代表が集まった代表者会議でも、投稿の文言はヘイトスピーチにあたると見解が一致したため、同日、議長名で岸上氏を呼び出し、口頭で厳重注意をしたという。
近く全議員に対する研修会を開催へ
篠原元議長は取材に「(岸上市議は)事の重大さがわかっていない。個人的には議員辞職勧告にあたる行為だと思っている」と話した。/ 観音寺市は2017年に公園条例を改正し、ヘイト行為の禁止条項を盛り込んだ。厳重注意は条例の趣旨を踏まえた対応だったという。/ 岸上氏は取材に「ヘイトに当たる言葉なので、使用したことについては申し訳ない。ただ、歴史認識を変えるつもりはないし、これからも議員としての意見は発信していく」と話した。/ 11月30日付で新議長に選出された大矢一夫議長は、近く全議員に対する研修会を開く考えを明らかにした。/ 岸上氏は2021年に初当選し、現在1期目。所属する自民新政会は同市議会の第2会派。(和田翔太)
ヘイト行為を禁じた香川県観音寺市の条例
市公園条例で「人種、国籍その他の出自を理由とする不当な差別的取扱いを誘発し、または助長するおそれのある行為をすること」を禁じている。罰則は5万円以下の過料。
2023/12/7
ヘイト投稿市議に辞職勧告決議可決
香川県観音寺市の岸上政憲市議が、X(旧ツイッター)への投稿で韓国を「乞食」などと表現し、前議長からヘイトスピーチに当たると厳重注意を受けた問題で、市議会は7日、岸上氏の辞職勧告決議を賛成多数で可決した。
2023/12/7
韓国を「乞食」と投稿の観音寺市議 謝罪するも辞職せず
香川県観音寺市の市議会議員が、SNSへの投稿で、韓国を「乞食」などと表現していたことがわかりました。/ 7日に会見を開いた議員は、投稿について謝罪した一方「人権への見識を改め職責を全うしたい」と述べ、辞職しない考えを示しました。/ 会見を開いたのは観音寺市議会の岸上政憲議員(44)です。/ 岸上議員は先月下旬、旧ツイッターの「X」への投稿で韓国を「乞食」、元慰安婦を「売春婦」などと表現し、当時の議長から厳重注意を受けていました。/ 会見で、岸上議員は「不快に感じる方もいたと思う。私も猛省し、人権全体の認識や見識を勉強していきたい」と述べ、ヘイトスピーチにあたるとして謝罪しました。/ 投稿はすでに削除しているということです。/ 岸上議員は現在1期目で、自民党系の会派に所属しています。/ 今回の投稿をめぐって7日、市議会では、岸上議員に対する辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決されました。/ これについて、岸上議員は「議決の発端が自分自身の発言や投稿であることを深く受け止めて、人権への見識を改めこれから職責を全うしたい」と述べ、辞職しない考えを示しました。
2023/12/18
差別投稿「許されない」 香川県知事、観音寺市議に
香川県の池田豊人知事は18日の定例記者会見で、同県観音寺市の岸上政憲市議(44)がX(旧ツイッター)に韓国を「乞食」などと差別投稿した問題を巡り、「人としての尊厳を傷つけ、差別意識を生じさせかねず、許されるものではない」と指弾した。/ 池田知事は今後の対応として「研修や出前講座などの手段を充実させ、理解を広める活動をしていきたい」と述べ、「互いの人権を尊重し合う社会を築かないといけない」と話した。/ 観音寺市議会は岸上氏の辞職勧告決議を7日に可決したが、岸上氏は同日の記者会見で「反省した上で職責を全うしたい」と辞職を否定している。
2023/12/19
市議会議員がヘイトスピーチにあたる表現でSNSに投稿した問題を受けて、観音寺市議会で人権研修が行われました。/ この問題は、観音寺市議会の岸上政憲議員が11月下旬、旧ツイッターの「X」への投稿で韓国を「乞食」、元慰安婦を「売春婦」などと表現し、当時の議長から厳重注意を受け、辞職勧告決議案が可決されたものです。/ 岸上議員は投稿を削除し謝罪しましたが、観音寺市議会は再発防止のため19日、議員を対象にしたヘイトスピーチや差別語に関する人権研修を行いました。/ 研修には議員15人が参加し、この中で、市の人権啓発指導員がヘイトスピーチは特定の人種や民族などへの差別をあおるもので、決して許されるものではないなどと説明していました。/ 研修の後岸上議員は、「改めて見てみると、自分の投稿は本当に良くないし本当にダメな行為だと思う。言動には十分注意し、誰かの心を傷つけるかもしれないということを再認識して、人権について自分の見識を深めて、生かしていきたい」と話していました。/ 観音寺市議会の大矢一夫議長は「このようなことが2度とないよう、今後も研修を続けていくことが必要だと思う。認識を高めて、ヘイトスピーチのないまちづくりを目指していきたい」と話していました。
一方、市議会では最終日の19日、ヘイトスピーチの根絶に向けた取り組みを推進するための決議が可決されました。
2023/12/20
観音寺市長「ヘイト許されない」 市議会が根絶決議、香川
香川県観音寺市の岸上政憲市議(44)がX(旧ツイッター)への投稿で韓国を侮辱した問題を巡り、佐伯明浩市長が20日、取材に応じ「許されるものではなく、二度とあってはならない」と非難した。「職員や市民にもヘイトスピーチは許されないということを発信したい」と話した。/ 市議会は12月定例会最終日の19日、ヘイトスピーチ根絶に向けた決議を可決し、人権研修を実施した。決議は「本市議会議員によるヘイトスピーチに当たる言動が明らかになった」と事実認定し、全議員の研修など再発防止の取り組みを進めるとした。19日の研修では、市人権課の職員が岸上氏を含む市議らに講義したという。