記録のためにヘイトスピーチをそのまま記載しています。閲覧に際してはご注意ください。
答申の概要（ヘイトスピーチ該当性等の有無）〔平 28-17〕
第１ 当審査会の結論
諮問に係る下記の８つの表現活動（表現活動１ないし８。以下「本件表現活動」という。）は、いずれも大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例（以下「条例」という。）第５条第１項各号に掲げる表現活動に該当するとともに、条例第２条第１項に規定するヘイトスピーチ（以下単に「ヘイトスピーチ」という。）に該当する。
記
（表現活動１）
平成 28 年７月に大阪市内で弁士Ａ、弁士Ｂ及び弁士Ｃを含む複数の弁士
により行われた街宣活動（以下「本件街宣活動１」という。）のうち、弁士Ｂ
により行われた街宣活動（以下「本件表現活動１」という。）
（表現活動２）
平成 28 年７月に大阪市内で弁士Ｂ、弁士Ｃ及び弁士Ｄを含む複数の弁士により行われた街宣活動（以下「本件街宣活動２」という。）のうち、弁士Ｂにより行われた街宣活動（以下「本件表現活動２」という。）
（表現活動３）
本件街宣活動２のうち、弁士Ｃにより行われた街宣活動（以下「本件表現活動３」という。）
（表現活動４）
本件街宣活動２のうち、弁士Ｄにより行われた街宣活動（以下「本件表現活動４」という。）
（表現活動５）
平成 28 年７月に大阪市内で弁士Ａ、弁士Ｃ及び弁士Ｄを含む複数の弁士により行われた街宣活動（以下「本件街宣活動３」といい、以下本件街宣活動１、本件街宣活動２及び本件街宣活動３を併せて「本件各街宣活動」という。）のうち、弁士Ｄにより行われた街宣活動（以下「本件表現活動５」という。
（表現活動６）
インターネット上の動画投稿サイト「YouTube」（https://www.youtube.c
om/。以下｢本件動画サイト｣という。）において、本件街宣活動１を記録した動画（以下「本件動画１」という。）を投稿し、特定の URL で表示される本件動画サイト内のウェブページ（以下「本件ウェブページ１」という。）に本件動画１及びそのタイトル・説明文等（以下「本件動画１等」という。）を掲載し、不特定多数の者が視聴できる状態に置いていた行為（以下「本件表現活動６」という。）
（表現活動７）
本件動画サイトにおいて、本件街宣活動２を記録した動画（以下「本件動画２」という。）を投稿し、特定の URL で表示される本件動画サイト内のウェブページ（以下「本件ウェブページ２」という。）に本件動画２及びそのタイトル・説明文等（以下「本件動画２等」という。）を掲載し、不特定多数の者が視聴できる状態に置いていた行為（以下「本件表現活動７」という。）
（表現活動８）
本件動画サイトにおいて、本件街宣活動３を記録した動画（以下「本件動画３」という。）を投稿し、特定の URL で表示される本件動画サイト内のウェブページ（以下「本件ウェブページ３」といい、以下本件ウェブページ１、本件ウェブページ２及び本件ウェブページ３を併せて「本件各ウェブページ」という。）に本件動画３及びそのタイトル・説明文等（以下「本件動画３等」といい、以下本件動画１等、本件動画２等及び本件動画３等を併せて「本件各動画等」という。）を掲載し、不特定多数の者が視聴できる状態に置いていた行為（以下「本件表現活動８」という。）
https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000366/366957/toushingaiyou_H28-17.pdf
＜ヘイトスピーチ認定されたヘイト街宣＞
2016年7月に大阪市内で行われた差別団体による街宣は9件を確認しています。この答申書には、日時と会場が記載されていません。答申書には主催者が「本件団体の規約は、当該銀行口座開設に際して、サンプルのとおり書けばよいと言われたと思うとのことで、名簿は存在しない」とあるので、この時限りの団体名として使用した「日本人差別を赦さない市民の会」による大阪市役所前の連続街宣と思います。
下記にあるように、この時の動画はyoutubeにアップされましたが、後に削除されました。
動画URLのリスト
TwitLonger — When you talk too much for Twitter
当時の街宣の様子
2023年に、2016年７月22日に街宣でヘイトスピーチを発したものの氏名を公表した。
