【2020/10/14】大阪市ヘイトスピーチ審査会が、2016年7月に大阪市内でおこなわれた街頭宣伝の内容、それをネットで公開した行為をヘイトスピーチであると認定→2021/2/1団体名を公表

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 記録のためにヘイトスピーチをそのまま記載しています。閲覧に際してはご注意ください。

 

答申の概要(ヘイトスピーチ該当性等の有無)〔平 28-16〕

第1 当審査会の結論

諮問に係る下記の3つの表現活動(表現活動1、表現活動2及び表現活動
3。以下「本件表現活動」という。)は、いずれも大阪市ヘイトスピーチ
の対処に関する条例(以下「条例」という。)第5条第1項各号に掲げる表
現活動に該当するとともに、条例第2条第1項に規定するヘイトスピーチ
(以下単に「ヘイトスピーチ」という。)に該当する。

(表現活動1)
平成 28 年7月に大阪市内で行われた街宣活動(以下「本件表現活動1」

(表現活動2)
本件表現活動1を行うとともにインターネット上のウェブサイト(以
下「本件ウェブサイト」という。)の中の特定のウェブページ(以下「本
件ウェブページ1」という。)において本件表現活動1の内容を生中継動
画により配信・公開し、不特定の者から投稿されたコメントとともに不特
定多数の者が視聴できる状態に置いていた行為(以下「本件表現活動2」
という。)

(表現活動3)
本件表現活動1を行ったものが、本件表現活動1の生中継動画を録画
した動画(以下「本件録画」という。)を、本件ウェブサイトの中の特定
のウェブページ(以下、「本件ウェブページ2」という。)に掲載し、不特
定の者から投稿されたコメントとともに不特定多数の者が視聴できる状
態に置いていた行為(以下「本件表現活動3」という。)

https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000366/366957/gaiyou_28-16.pdf

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(審査の経緯)
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2020/10/15

2016年の街宣活動 「ヘイト」に認定

大阪市は14日、2016年7月に市内であった街宣活動が在日韓国・朝鮮人を差別する内容だったとして、市条例で定めるヘイトスピーチにあたると認定した。有識者審査会の答申を踏まえて判断した。/ 市人権企画課によると、街宣活動はネットで生中継され、録画した動画も公表されていた。審査会の答申は「韓国や韓国人に対する評価を低下させようとする言動が繰り返された」などと指摘。「在日韓国・朝鮮人に対する憎悪または差別の意識をあおることを目的として行われたものであることが明らか」と結論づけた。/ 市が条例に基づきヘイトスピーチと認定したのは、今回で9件目。条例ではヘイトスピーチをした人の氏名や発言内容などを原則公表すると定めている。今回の街宣活動を行った団体についても公表を検討する。(本多由佳)」

www.asahi.com

 

 

ヘイトスピーチ認定された2016/7/17のヘイト街宣>

togetter.com

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2021/2/2

大阪市ヘイトスピーチ対処条例に基づき、2016年7月に韓国領事館前でおこなわれた街頭宣伝について、昨年10月にヘイトスピーチ該当の答申がおこなわれました。それを受けて、本日街頭宣伝を行った団体名「行動する保守関西」が公表されました。

ヘイトスピーチに係る拡散防止措置及び公表内容について(答申)

 

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https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000366/366957/dai2toushin_28-16.pdf

 

この街頭宣伝は、行動する保守関西が主催しましたが、告知には現場責任者として、九十九晃の名前が明記されていました。マイクを持った者で名前が分かっているのは、荒巻靖彦、小林こうすけです。
行動する保守関西の代表は荒巻靖彦です。

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odd-hatch.hatenablog.com

 

2021/2/2

ヘイトスピーチ団体名をHPに公表 条例に基づき3例目 大阪市
毎日新聞2021年2月2日 17時28分(最終更新 2月2日 17時28分)

「在日の韓国人や朝鮮人に対して差別的な言動があったとして、大阪市は2日、ヘイトスピーチ抑止を目的とする条例に基づいて「行動する保守運動 関西地区」の団体名を市ホームページに公表した。2016年1月の条例制定以降、氏名や団体名が公表されるのは3例目。/ 市によると、同団体は16年7月、大阪市中央区の在大阪韓国総領事館付近で数人で街宣活動を実施し、マイクを使って在日韓国・朝鮮人に対してヘイトスピーチをした。また、活動の様子を生配信したり、動画をホームページ上に掲載したりして不特定多数が閲覧できる状態にした。/ 条例では、申し出を受けて市が大学教授や弁護士でつくる審査会に諮問。審査会は対象となる団体や個人の意見も聞いた上で答申し、市が公表を判断する。審査会は「在日韓国人朝鮮人全般を対象とする不当な攻撃につながっている言葉があった」と説明した。/ 条例制定後に複数の申し出が集中したため、審査が長期化しているという。【田畠広景】」

mainichi.jp